数寄屋橋交差点を行くロンドンバス
本機のシャッタースピードは最高速でも1/250であり、速度を選べないことから、動体撮影向きではない。
この作例では、バスも動体ブレを起こしているのがわかる。
銀座を走るロンドンバス
本機はプログラム制御であり、シャッター速度を選べないが、最高速が出る条件でも1/250であり、動体撮影にはあまり向いていない。
日中の撮影にもかかわらず、バスの反対車線の車は結構動体ブレがあるのが分かる。
桜とスカイツリー
ピントは手前の桜に合わせた。明るさから見てある程度絞られているが、それでも、手前の芝生をよく見ると、周辺部の画質低下が分かる。
おそらく、このレンズの設計者は、レンズにコストを掛けない代わりに、周辺画質は捨てて、中心さえシャープに写ればよい、
と割り切ったのではないかと推測される。距離計連動式ながら、目測式の他社の同級機と同程度の価格に設定していたようであり、この時代の大衆機の激しい価格競争の一端をうかがわせる。
旧中川河畔の桜並木
周辺画質の低下はかなり目立つにもかかわらず、画面中心付近は結構シャープなため、周辺画質の低下が目立たないようなシーンを選べば、結構見られる画になる。この作例でも結構周辺画質は低下しているのだが、あまり目立たない。
町工場
テレビ番組で取り上げられたことがある、ヘラしぼり加工の工場。画面周辺の画質低下が分かりやすい作例である。もし、本当にテッサー型だったら、ここまで画質は低下しないと思う。これが、私が本機のレンズをトリプレット型だと疑う理由である。
近距離の作例
比較的明るいので、絞りはおそらく絞られているだろう。画質低下はあるがあまり目立たない。近距離では四隅の像の流れは少なめなのかもしれない。
雪の朝
この作例は、本機のレンズの描写の特徴がよく表れている。四隅は像に流れが見られ、非点収差、像面湾曲がかなりあることが推測される。ところが、画面中心部はとてもシャープである。こんなところも、トリプレットなのではないかと感じさせるところである。
夕景
いわゆるメーター針押さえ式のため、シャッターボタンを半押しにするとAEロックが効くので、難しいような露出の条件でも結構露出は良く決まる。もっとも、ご覧のようなシーンは、AEロックなど使わずとも、そのままシャッターを押せば露出はばっちり決まってくれる。この作例では、あまり粗が目立たないが、画面下の左右の隅部の画質低下がわかる。
例えピンボケでも、テクニック不足でも、自分にとって大事な写真はあると思います。その写真を見ると思い出せる日々。
自分の中で記憶に残る1枚をつづりたいです。路面電車の写真が最近多めですが、今後とも是非宜しくお願いします。
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