礼節を尽くす
2023年12月8日 (金) 🌞
昨今の諸々の不祥事
寄付金の横領や強盗殺傷事件などが新聞やメディアを騒がせています
そんなニュースを見るにつけ
聞くにつけ
過去に読んだ本を思い出します
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それは
浅田次郎 著
『流人道中記』
に記されていることです
仁義礼智信
です
この小説のなかで
主人公のひとり
町奉行所の新米与力が
道中思い悩む気持ちを書き現しています
仁義礼智信
のうち
"『礼』という徳目の意味がよくわかりません "
と言っています
寺子屋での教えも
『礼節を尊び謙譲の心を持て』と教わったと言っています
『礼とは何か』と思い悩んでいます
旅の道中終盤に流人である罪人にその疑問を聞いているのです
流人曰く
“ 孔夫子の生きた昔には法がなかったのさ、礼っていうのは、そうした結構な時代に、ひとりひとりがみずから律した徳目のことだ。
人間が堕落して礼が廃れたから、御法が出来たんだぜ。”
これを聞いて与力は目から鱗が落ちたと言っています
ホントにこれに尽きます
以下も新米与力のおもいを書いてみます
『今の世の中は、御法にさえ触れなければ悪行ではないとする風潮がありますね。でも、それは真理ではない。
人間の堕落によって廃れた「礼」を、補うためにやむなく求められた規範が「法」であるなら、今日でも「礼」は「法」の優位にあらねばならないはずです。』
以上 記した言文は道中旅する与力から江戸で帰りを待つ新妻へ宛てた手紙のなかから引用したものです💕
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昔私が小さかったころ
小学校のころです
朝の授業前に10分ほどのホームルームや週に何時間かの道徳の時間がありました
いやなこと
良かったことなど
出来事や問題事を
自由に話し合っていたと思います
浅田次郎さんの本を読後
何がしか得るものが多いです💕
本は図書館で借りて読みます😅
新刊で図書館に未だないものは買っています🤪
以前は仕事柄 引っ越しが多く本が重荷になります
引っ越しの都度 図書館に寄付したり処分したりしていました
今は書店の廃業が多く
本を求めるのにも大変です
図書館が近くにあって重宝しています🎵
しばらく浅田次郎さんの著書を読んでいくことでしょう🎵
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