年末最後の海外ライドで、台湾公道最高地点(標高3、275m)の合歓山脈武嶺峰山頂に、西ルートの花蓮県太魯閣ルートからチャレンジしてみた。 日本国内公道最高地点よりも1000m近く高い場所だ。
西岸花蓮からスタートし、東岸台中へ台湾を横断
以前チャレンジした台中-埔里-清境農場経由に比べると太魯閣渓谷沿いのコースは素掘りのトンネルが多く、見所満載ですが、太魯閣国家公園入口から20Kmを過ぎると、頂上まで店もなく忍耐の劇坂登りが続く。
https://www.facebook.com/pg/huandao2016/videos/?ref=page_internal
2,000mほど登ったところで雲海と同じ高さに到達。
平地から見ると上は曇りで、その上の晴れ間から山脈が見える。
春のチャレンジでもそうだったが、このあたりの標高では天気が不安定で視界も悪く、呼吸も苦しくなってくる。
12月は雨期ではないので天気が急変することは少ないそうだが、春に台中側から登った時はちょうど清境農場あたりで急なスコールや雷があり、休憩もそこそこにして早々に宿にチェックインした。
暖かい時期は天気が不安定で、冬は台湾といえど結構寒いので時期を選ぶ自転車行です。
冬といえど水分と栄養補給は大事。
このあたりで貴重な体験。(登山者には当たり前かも)
1時間ごとの給水でボトルを開けると、ボトルが膨張しているのでキャップを開けた時に「プシュッ」と音がする。
ソイジョイなどのプロテインバーの袋は風船のようにパンパンにふくれていてビックリ。
出発前に立ち寄った台湾MERIDAショップのメカの方が、タイヤの空気圧を低めにしておいた方が良いよ、と言ってくれた意味が漸く分かり納得。
私は普段から低めの空気圧なので85-90psi位に調整。 平地のロード100psiよりだいぶ低めだけれど、台湾公道は舗装されていて石畳みたいな場所はほとんどないので「リムうち」の心配はほとんどない。
雲海を越えてしまえばその上は快晴。 視界も良好。 (合歓山登山道近辺:標高3,000m付近)
しかし、このあたりから15%を超える超劇坂が繰り返すのでつらい。 3,000m登ってきたツケが腰と股にずっしり。
レースでなく、搬送車もない単独行なのでバックパック、大型サドルバッグとドリンクで11kgを抱えながらのヒルクライム。
高山病症状もないのになんでこんなに、と思ったけど空気は薄く荷物の負荷は大きい。
ようやく頂上に到達。 (台中方面へのダウンヒルルートを望む。)
頂上の標識はセルフィーを撮影する一般客で混雑。
ちょうど卒業の時期なので、赤い衣装と角帽をかぶった大卒性ご一行さまで混雑。
この衣装で台湾公道の最高地点に来てお祝いするのだそうだ。
良いお年を。