「名もなき星の哀歌」結城 真一郎！

「#真相をお話しします」で大ブレイク中の結城 真一郎氏の2019年発刊のデビュー作「名もなき星の哀歌」！

最新作から読み始めた方にとっては、随分と趣が違うのでおやっ？っと思われるかもしれない・・・確かに「＃真相を・・・」は短編集ということもあるがスピード＆スリル感満点の現代的ミステリー作品と言えるが、本作は記憶を売買する裏家業など設定こそ奇抜だが、全体的にはオーソドックスなミステリー作だ。途中やや現実感薄く入り込めずに飽きてきてしまったところもあったのだが、なんだろう結末が予想外ですごく読後感良かったので大満足！

まぁ〜この手の締め方は多いだけど、自分は完全に騙された・・・途中先がある程度読めてしまってイマイチ？っと思ってしまった自分が浅はかだったねぇ〜。どんでん返しだった。う〜ん、若いっていいなぁ〜ってすごく清々しい終わりだったのがホント良かった。
流石、第５回新潮ミステリー大賞受賞作品だ。なんとなく結城氏の奥深さを印象づける作品だったね。全作押し入れに眠っているので楽しみだし、今後の新作が期待大だね。