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日々是楽!(Enjoy it every day!)

「オレたちバブル入行組」池井戸 潤

直木賞作家の池井戸氏の2004年の作品だ。

バブル・・・懐かしくていい響きですねぇ~。
自分はまさにバブル世代。続にいうバブルっ子だ。これは自分とほぼ同世代のバンカー(銀行員)の話だ。
超売り手市場の就職青田買いの話からスタートする。そうだったなぁ~。自分らの世代は今の子たちにはホント申し訳ないが、いい思いをさせてもらった。解禁日の日なんか接待受けて監禁されていたほどだもんねぇ~。だから同世代の話だけに、読んでいてホント懐かしい。

だが、話は不良債権をかかえ銀行不倒神話が崩壊した時代に飛ぶ。
ここからは、バブルのような甘ったるい話とはまるでかわり、焦げ付いた融資にからむ緊迫した攻防が始まり、実に迫力あってホント読ませる。表題からもっと軽い話か?と想像していたが、何のこの緊迫感は実に面白い。
銀行からみの話は、難しくて苦手・・・実は自分もそうだったのですが・・・っという方にはホントお勧めだ。
銀行の内情も実にわかりやすく書かれている。しかし、どちらかというと世間から厳しい眼で見られがち?弱者の敵?嫌われ者?と見られがちなバンカーも、改めて大変なんだなぁ~っと少し思わされる。
うん、池井戸氏はなるほど読めば読む程挽ひきこまれていく・・・流石だ。

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