「完全なる首長竜の日」乾緑郎

色々とあって、待ち時間がとれたのでのんびりと読書タイムがとれた。
何となく気分一新したいという感じが強かったため、新人作家の本を手にする。
久しぶりのジャケ買い・・・いやっCDではないので、カバー買いとでも言えば良いのだろうか？ベッドの上に首長竜が覗き込んでいるカバーは何となく惹かれた。更に表題も悪くない。その上、良く見ると第9回(2011年)『このミステリーがすごい!』大賞受賞作ではないか！「チーム・バチスタの栄光」など「このミス大賞」にはサスペンス系の傑作が多いので改めて期待してしまう。
ところが・・・う～ん？おいおい、俺の読解力のなさのせいか？途中から何が何だかよくわからなくなり・・・あれ？思わず迷い人・・・。
夢と現実が何度も入れ替わるのだが、途中からどっちがどうなのか？更に言わせて頂ければこれってミステリー？それともSF？どうも「このミス大賞」が自分の中でどうもしっくり来ない。こう書くと思いっきり否定的に聞こえるかもしれませんが、この手のSF医療ものとでも言えば良いのかな？こういう作品が好きという方も多いはずだ。これは好みがかなりはっきりわかれるはずだ。更に言わせてもらえば、カバー買いした自分のイメージとは全然違う内容でした。少なくともカバーで興味をひいた方は、ぜひ帯を読んで、軽く立ち読みしてからの購入をお勧めします。
う～ん、少々期待はずれ？これが感想ですかね。「このミス大賞」にもはずれあり？関係者に怒られちゃうかな？