実は、読み始めてからもずーっと表題は「プリズン」っと思い込んでいた。もちろんプリズン=監獄・・・もっと重たいハードボイルドっぽいものかとホント勝手に想像していたが、読み進めても全然内容が違う?いやぁ~ホント恥ずかしいが半分ほど読み進めて気付いた。
実際には多重人格者の話。医学的には「解離性同一性障害」。
複数存在する人格の中のある1人と不倫となるという、非常によくある話だ。っというかどこかで聞いた話?新鮮さはまるでないし、とにかく何だかすごくくどい。ずーっと同じような展開が続く。例えればこの連続ドラマ、2時間のサスペンスもので十分間に合うだろうという感じだ。唯一解離性同一性障害という病気については詳しく書かれているので面白い。
とは言え、百田氏は上手いのでそれなりに読ませてはくれるのだが、まぁ~思いっきり娯楽作って感じだ。もう少し何か用意しておいて欲しかったなぁ~。ヒネリまるでなしはちょっとなぁ~。
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話かわって今日の昼間たまたまNHKを見ていたらプロ野球のカープの創設秘話が放送されていた。戦後復興の広島の象徴も言えるカープ。その厳しいストーリー、そして広島市民待望の初優勝のシーンは涙なくしては見れなかった。
実は、初優勝の昭和50年は自分の記憶にも鮮明に残っている。我がヒーロー長島監督誕生年!正直V10を逃した後、長島監督就任であっという間にV奪回を全く疑わなかった・・・ところがチーム史上初となる屈辱の最下位。沈む巨人ファンを尻目に、赤ヘルファンたちの大盛り上がりのシーンは驚きにも似た感じであった。
当時は、まだ小さくここまでのカープの険しい道のりを知らなかった。今更ながら祝福してしまった。
まさにオラが町のチームのモデルといっていい。あぁ~歳のせいか感動ものにホント弱くなった。たまらん。あぁ~カープの感動シーンをアテに焼酎で乾杯だ。おでんも負けてないけどね。