つれづれなるままのシモーネ

つれづれなるままに日暮らし薬あおりて

怠さとの闘い

2020-02-15 18:20:00 | 怠さ
コーヒーを淹れて飲みたいなと思う。ネスプレッソではない。コーヒー専門店やスーパーで売っているレギュラーコーヒーを自分で淹れて口にしたい。
 しかしそれをしたらまたくたびれて横になってしまうのではないかと思われて動くに動けない。
 人が訪れればそこまで体調が悪そうには見えない、とよく言われる。
 人が訪れるというのに散らかったままではあまりにも汚いと思うから最低限の見てくれを維持しようとしている。
 人を訪ねれば仕事でもできるだろうにと口にされる。わたしの愛する祖母であるから多少無理をして訪ねているのだが、その気持ちを汲むことは難しいらしい。
 頻繁に上京して仲の良い弟夫婦を訪ね、義妹とは観劇によく行っていたが、ある時から体力を理由について上京をしなくなった。程なくして義妹も世を去った。
 上京できなくなる寸前にまで私の体力も衰えているのだが、そこを察することができないようだ。
 私が祖母の元を訪れても1時間もすれば自室に戻り横になる。食事時になれば出てきて食事を終えて小一時も建てば夜の床に就く。
 通院も面倒がり、外に出るといえば自宅の庭を手押し車に寄り掛かって外の景色を眺めるのみである。
 私もほぼそれと変わらぬ状況であるのだが、自分で車が運転できる時点で祖母からすれば私は至って健康に見えるのであろう。

 この倦怠感。


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