人を動かすエンジンは夢だけじゃない

　今の世の中、みんな「夢」を持とう、とかふざけたことをまことしやかに言うけど、夢で前に進んでいる人と言うのはほんの一握りだ、と言うお話。

・信仰
　やはり夢以外で一番多いのは信仰心だと思う。夢もまた、自分より高みにある人を目指したりする訳だが、人は神様には絶対なれない。太陽や、海や、その他を超越したものは、自分もなれる、と言うアプローチではなく、信仰の対象であり、神様「とともに」生きる、と言うことが人生のエネルギーとなる。
・情念
　成功する人は必ずしもポジティブな経験からだけでなく、ネガティブな経験からもエネルギーをもらう。失恋をエネルギーにするとか。障害を乗り越える、とかも、夢とは少し異なるエネルギー。
・狂気
　天才レベルになるとやはり「夢」と言うよりは狂気と呼んだ方がふさわしいケースは少なくない。世の中を変えるレベルのことをする人はこのレベル。
・恨み、執念
　ネガティブなエネルギーって、結構少なくないと思うんだけど。少なくとも、冤罪で刑務所に入ったような特殊なものではない。学校のいじめのトラウマで、生涯のエネルギーに生きる人は、表には出さないだけで、相当数いると思う。
　で、自分はおそらく、この恨み、執念で生きているタイプの人だと思う。特定の誰かではなく、世の中全体に対して強い嫌悪感があり、そのことが生きるエネルギーになる類いの人間だと思う。