


今年のロシア語検定の申込みがそろそろ始まるな、と調べ始めたら、なんと今年は岩手会場がない!近場は仙台。まあいいか、始発に乗れば仙台には8:30には着けることが分かっているから、仙台会場で申し込もう。
さて江口寿史展。確かに「すすめ!パイレーツ!」とか「ストップ!ひばりくん」とか読んではいたけど、当時は積極的なアニメオタクではなかった。むしろ江口寿史の画筆にはRoy Lichtensteinを思わせるポップアートとしての作品を楽しみにしている。
なるほど、マンガ家時代にハマらなくても、江口寿史が興味深く思えたのは、その後のイラストレーターとしてのキャリアがあったからか。イラストレーター→広告芸術、と来れば、やはりポップアートの背景は必然だったんだ。あと、銀杏BOYZとかアナログレコードのジャケット作品も多くあり、大滝詠一とか吉田拓郎とかさらに上の世代のアーティストにも提供してるんですね。
ものすごい数の美少女イラストの展示。とこにてもいそうな美少女の、さりげない仕草。しかし実際には、こんなに完璧な美少女は現実にはいない。ありきたりの洋でありきたりでない、とこにてもいそうでどこにもいない。日常と非日常の境目が分からなくなる世界。ありきたりでないから、芸能人を描いた作品も何点かあったが、本人に全然似ていない(笑、もちろん特徴は捕まえている)。
ひばりくん世代からすれば、若い女の子がこんなに見に来るとは思わなかったけど(どうやら、見え隠れする美少女の「内面」が同性の共感を呼んでるみたい)、今でも全然イケてる感は間違いなくある。ただ、これらは現代の美人画、つまり浮世絵みたいなものだ、と言われても、これらを見れば全く合点がいく。今まで何度もこの美術館には足を運んだけど、間違いなく今回が一番入場者数合点がいく多そう。ミニシアターでは作画風景のビデオ上映、イラストレーターを目指す若者がいっぱいいそう。
撮影OK、と言うことで、極力抑えたけど。それでも数十枚は撮ったかな。