
さて当日、レビューで散々絞られたが、無事定時退社。県民会館に近づくと、そこは今日から始まる盛岡最大のお祭り、さんさ踊りの会場で、参加者が街中にいる。チャグチャグ馬コと並び、こんなに盛岡に人が集まることはない日。それを横目に会場に向かうも、県民会館の前がすでに祭りの踊り手が大集合。チケット改札を通ってようやくバレエ公演の雰囲気に。
まず県民会館の内装がカッコイイ!県立美術館でも思ったが、せせこましくなく大きな建物が建てられるから、良い会場になってる。3階の行き方がわからなくて焦った(実際の階と客席の階が違う)。
公演は三部構成。ゆっくりと灯りが落ちる演出も素晴らしい。
・ギリシャの踊り
いやあ、バレエ公演のステージが想像の斜め上を行っていて素晴らしかった!の一言。ソリストの技の前に、複数のダンサーが一糸乱れぬ柔らかな動き、白と黒の衣装に統一されたモノクロームなシンプルさ。生身の人間の踊りであると同時に、ミニマルでシュールレアリスティックなステージ。さらにふだん耳にしないとてもエキゾティックな音楽。徹底的に非日常的で、仕事を早上がりして観に来た価値があった。拍手にも力が入るほど圧倒的なパフォーマンス。オペラグラスではブラウリオさんも発見!
・パキータ
一転して王道のバレエ。華やかな衣装、優美な音楽。ワルツのメロディに乗って、花のような衣装に身を包んたバレリーナたちが輪をなし、線をなし、くるくる回り、蝶のように舞う。こういう穏やかな感情を味わうのは久しぶり。
・ボレロ
さてメインのボレロ。柄本弾さんを中心にしたステージが楽しみでしようがない。
手だけにスポットが当たる序章から、ジワジワと上がっていく舞台。身体の芯から感情を揺さぶる圧倒的なパフォーマンス。ラヴェルの楽曲の力強さに、さらに類まれなバレエのパフォーマンスに心揺さぶられた。中央の真紅の円卓は、ヨーロッパで生まれたバレエなのに、まるで日の丸のような存在感。スタンディングオベーション。まあ間違いなく今年最高のエンターテインメント。
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