常識的な話ではあるが、放射能汚染の危険性の高い原子力発電、脱酸素社会における環境保護の見地から技術革新を進める必要がある。
・そもそも「エネルギーとは完全な制御は不可能なものだ」と言うことを理解する機会
再生可能エネルギーの問題として、天候や海流の変化で安定的な電力供給ができない、と言う批判があった。しかし今回のウクライナ侵攻により、化石資源によるエネルギーも物流が止まれば決して安定しているとは言えないことが明らかになった。さらに長期的にみれば、化石資源はいつか必ず枯渇する。
もう一度、「エネルギーは完全にコントロールすることはできない」と言うことを理解して、エネルギー政策全体を見直すべきではないか。農業や水産業もそういう不安定さを乗り越えて経済的営みを続けている。工業や情報サービス業もこの課題から逃れることはできない、と言う前提で新たなエネルギー政策を策定すべき。
・物理学、化学を生物学、地学と連携して総合的な自然科学を進化させる契機
基本的に現在のエネルギー源は、火力、原子力といった物理学、化学的エネルギーに依存している。
ある意味、今日の環境破壊は、生物学、地学を下に置いた科学政策がもたらしたのではないか。
18世紀の産業革命以来、この傾向はずっと続いている。今後は生物学、地学とのバランス、総合的な手段を検討してエネルギー開発を行うべきてはないか。
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