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アメリカ開拓史は広島長崎より南京大虐殺よりアウシュビッツよりひどい

 北米言語の研究サイトを見ていると、当然北米開拓史に触れない訳には行かない。そうすると、アメリカ先住民がいかにひどく壊滅させられて来たかが分かる。日本の広島長崎も100万人単位の犠牲者を出したし、アウシュビッツも500~600万人がガス室送りにされた。それらは克明な記録が残されており、現代にも人類の大きな負債であると誰もが認識している。
 ところがアメリカ開拓史と来たら、一攫千金を夢見た一般白人が次々と先住民を滅ぼしていき、どこかの国家が先導したと明確に言える訳ではない(イギリス清教徒だけでなくフランス人もいたし、そもそも中南米開拓はスペインポルトガルがやっていて、単なる棲み分けに過ぎない)から、まともな記録が残っていない。もちろん、先住民側にも、文字を持たない言語生活を送って来たのだから、記録に残すこともなかった。
 つまり、原爆やガス室と違い、アメリカ先住民滅亡の記録は“なかったことに”されたも同然、と言うのが現実である。無論、アメリカ本土に行けば、先住民の人権を訴える市民グループもあるのだろうが、少なくとも世界史においてアメリカ先住民の虐殺の記載がないこと、その上で現在のアメリカの人権問題を白人対黒人と言う2人種の対立に丸め込まれるのはまことにゆゆしき問題だと考えて良いだろう。
 日本人は広島長崎でアメリカを恨む人も少なくなってきた。しかし私は先住民を滅ぼした大罪こそ、アメリカを批判する根拠としたい。白人自身が移民のくせに、さらに白人至上主義をサポートするようなトランプを絶対に許すべきではない。
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