DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

FIREより出家

 最近の用語でFIREと言うのがあるが、金持ちが悠々自適の生活をすると言うより、パワハラや長時間労働で参った人たちがカツカツながらも仕事をせずに生活する、と言う話が黒クロ現などで紹介されている。前者は議論する気もないが、後者は、それってどうなの?と思うところがあるので書いてみる。
 まあ、根は現代特有の問題と言うより、人類普遍の課題だと思う、人間関係のトラブルだから。その意味では、働く現場から距離を置くだけでは不十分なのでは?私だったら、社会全体から距離を置きたい、と考えると思う。家族持ち、家持ちのまま無職なんて、やはり辛くてしんどい未来しか見えてこない。
 無職だと、身分証明などにも困るし、カツカツの生活の中での人付き合いは大変だと思う。そもそも、パワハラも社会での見えない差別も、人間関係の問題と言うところで根は同じ。だから、山にこもったりして人間関係そのものを断ち切らないと、生きづらさの原因は完全には解消されないと思う。
 日本はもはや先進国とは言えない賃金水準の低さだし、男女平等などでも世界的に下位クラス。ブータンみたいに幸せ度の高い国に移住するなんて方法もあるし、体力がまだあるなら、エスキモーの極地での狩猟生活なんてのも、日本の生きづらさと天秤にかけたら、こっちのほうが耐えられる、と言う人はいそうだ(何しろヤクザがメンタルやられる時代だ)。
 昔の身分社会では、自分の置かれた身分から抜け出すためには出家しかなかった。今の時代は出家なんて聞かなくなったが、少なくとも解決策がFIREと言うのは、あまり根本的な解決とは思わない。まだ出家のほうが賢い選択だと思う。
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