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DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

高畑勲展@岩手県立美術館


映画館から美術館へ移動。バスもあったが、結局歩いて移動、雨も降ってきたのに。
こちらは開催初日、混んでることを懸念したが、結構余裕だった。それ以上に、観客の年齢層が高いのが意外だった。確かにもう高畑氏は他界していて、一世代上のアニメファンが来るのだろう。というか、アルプスの少女ハイジとか、母をたずねて三千里とか、完全に自分みたいなオヤジ世代のコンテンツ。今のジブリブームというより、ジブリの創成期を作った人なのだな。もちろん、となりの山田くんとか平成狸合戦ぽんぽこなど平成のヒット作もあるが、コンテンツはかなり昭和色を感じさせる。
と言うことで、先日の横手市まんが美術館同様、サブカルチャーを卒業し、文化・芸術になった日本のアニメーションに触れる展覧会。
だから、子どもの頃、漫然と見ていたテレビアニメの話なのだが、制作過程を詳細に説明したポップが各作品(要するに原画である。高畑氏は作画監督であって、直接ペンを取って作画はほとんどしていない。)には、そうしてポップで説明された氏の思想が浮かび上がり、当時のテレビ体験とはかなり違うものであった。
今日はあいにくの雨で観客数も少なかったが、展覧会は12月まで開催されており、東北での文化・芸術に昇華されたアニメーションを体験できる。
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