DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

正しく「スポーツに政治を持ち込むな」と言おう

 私は繰り返し、「北京五輪には外交ボイコットではなく、選手も辞退する全面ボイコット、すなわちオリンピックの中止を求める」と主張してきた。これを、スポーツに政治に持ち込む意見だと考える人も少なくないだろうが、私としては全く逆だ。むしろ外交ボイコットの方が政治的であると考える。
 スポーツとは、自分が、周囲の人々と一緒に、楽しむのが本来のあるべき姿。お国のため、お金のため、と言うモチベーションなら、それはスポーツとは言えない(ここまでは多くの人が賛同してくれるだろう)、それはスポーツの皮をかぶった「戦争」だと思っている(ここは賛否両論あるかと思うが、私はこのように考える)。
 だとすれば、「国旗を背負って」大会に出場する五輪はやはりどこかおかしいし(昔のように、戦争をやるくらいなら、フェアなルールに則ったスポーツで決着をつけよう、的な理由付けはもはや通用しない)、政府に不都合な発言をした選手を拉致するなぞもっての外である。
 「国民の皆さんに勇気と希望を与えたい」と言う発言なら納得できる。しかし「国家の威信を背負って必ずメタルを取ってきます」では、もはやスポーツではなく赤紙出兵ではないか。残念ながらアスリートの中でも、スポーツと、スポーツの名を借りた代理戦争との区別がついていない人が多い。
 外交ボイコットは、そう言うスポーツと代理戦争の区別がついていない点で政治的だ。私が主張する、「アスリートの人権を守れ」と言う主張の方が、真にスポーツに政治を介入させないための主張だと考える。
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