一度行ってみたかった秋田県立美術館へ。秋田駅から徒歩5分くらいの非常にアクセスの良い美術館、遠方からでも訪れやすい。
あまり予備知識もなくただ秋田県立に一度は行ってみたいという動機で訪れた。藤田嗣治(レオナール・フジタ)のコレクションで知られているそう。その流れで、大正モダンの日本画家たちを集めた展覧会。その今ではしっかりと秋田県立美術館らしさが出ていて、東京の美術館とはまた違う美術散歩テイストがある。
大正イマジュリィとは、ざっくり言うと大正時代の商業芸術のうちで、乙女テイストの作風を指す。代表的なところでは竹久夢二が有名だがなるほど、三越や津村順天堂などの広告デザインなど、日本の商業芸術の創成期がよく分かる展示。
何と言うか、グラマラスとは対極の色気があり、とても幻想的だった(だからイマジュリィなのだが)。
何と言うか、少女コミックの原型を見る。それまでの日本の芸能文化はあまり女性がメインになることはなかったが、大正時代に初めて女性や子どもが、フェミニンなものが中心に来た初めての日本文化と言えるのではないか?性平等がSDGsの一環として、注目される中、必須の展覧会と言える。
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