DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

物を大切にしない価値観に対する不満

 僕はずっと、古いものを大切にする価値観で育ってきた。CDや本などの趣味の品はもちろんだが、生活必需品など身近なものにも愛着がある。昭和好きと言う面はあるが、物を大切にする、と言う価値観は僕の世代では当たり前のように共有されてきた。
 しかし、物が溢れた高度成長期を超えた頃から、物を大切にしない価値観が蔓延してきた。家電品を見ても、ブラウン管のテレビなんて今や見ることもないし、家電は携帯やスマホにとって変わられた(PHSもガラケーも空前の灯である)。街の再開発だって、確かに消防基準、防災基準が厳しくなったら建て替えなければならない建物も確かにあるが、伝統的な建物でも広く世間に認知されているものでない限り、簡単に再開発で取り壊される。
 このまま物を大切にしない価値観が続くと世の中はいったいどうなってしまうのか。それで経済を回すことが大事、とはそもそもどういうことなのか。もちろん現代では物の消費はややすたれ、通信料、ゲーム、体験などに金が流れる時代ではある。逆に言えば、ゲームとか体験とか、それこそ物以上に飽きる期限が速いサービスで経済を回すことをバブルではないと言い切れるのだろうか。そんな終わりの見えてるものなんかブッ壊し、古くて大切なものを守ることこそ重要ではないか。自分が歴史に何か残すものを作ろうなんておこがましい、すでにある人類遺産を引き継ぐことこそ大事なのだ。
♯と、某ブログのヨーロッパ旅行記でのいまだ中世の空気を残す街並みの話を読んで思うのであった(^_^)。

コメント一覧

takai
うちはまだブラウン管テレビ使ってます.壊れないので.その分,余計にエネルギーを消費しているかもね...あんまり見たい番組がないので買い替える気がしないってのもある.
PHSもまだ現役です.スマホは不便なので何とか延命させたいところです.
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