DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

シベリア民族と北米先住民

 最近、アメリカ開拓史ネタで北米先住民について触れたが、当然のことながら、北米先住民の言語にも関心が高まっているからである。それらの記事でも書いた通り、南北アメリカを合わせると開拓前は1500ほどの言語が存在し(しかも約60の語族に分類されるほどの豊かな多様性を有している)、開拓によって現在は350程度まで減少、今後も減少が続くと目される。減っていくものを記録に残したい、と言う気持ちは銭湯趣味と共通する。
 そして、北米先住民言語がシベリアの孤立言語、ケット語との類似性が2008年、Edward Vaidaによって主張され(シベリアのエニセイ語族、北米のナ・デネ語族の類似性から、デネ・エニセイ語族の呼称が学会でも認知されている)、民族的にも両者のDNAがかなり似通っている、と言う記事も見つけたりして、俄然興味が湧いてきた。ケット人の写真を見た時、これはアメリカ・インディアンじゃないの?と視覚的にもはっきりと民族の類似性が分かる。北米先住民の先祖はシベリア民族ではないか、と言う説がかなり説得力を持ってきたのである。
 エスキモーの場合は、アメリカ側のアラスカ半島からアジア側のアリューシャン列島まではすぐそばで、昔からアジアとアメリカで同一の民族が暮らしていることは分かっていた。しかし、デネ族もケット民族もかなり内陸で暮らしており、どのように移動したかは不明だ。モンゴルのような騎馬民族であれば、馬のような高速の乗り物があったから、シルクロード全体を制する元のような大国が生まれるのは理解できるが、アメリカ大陸とアジア大陸の横断には、エスキモー居住地帯のような北極圏を通る必要がある。そこがまず謎だし、何よりも、ケット民族もデネ族もかなりの少数民族だ。言語の保護も重要だ。と言うか、デネ語族最大のナヴァホ語は、アメリカ合衆国の公用語にしてもよいのではないか。そもそもアメリカ国旗がイギリス国旗ベースで作られている有り様、本来のアメリカを取り戻したいなら、先住民言語を公用語化するくらいのことをすべきだ。
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