DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

一般人称構文、無人称構文、他

以前、「なぜロシア語は主語を言いたがらないのか」というテーマで少し語った。そもそも、欧米言語のほとんどがI have~のように持ち主を主語、持たれているものを述語(目的語)に置くのに、ロシア語は持ち物が主語、持ち主はу меня ~のように前置詞句補語で表現される。一番最初に習う構文が主述反転する衝撃に研究し始めたが、1月末のラジオロシア語講座がまさに人称が不透明な構文を集中的に説明してくれた。

・一般人称構文
ことわざのように普遍的な事実を述べる場合に現れる構文。動詞は二人称単数形を用い、普遍的な話題のため(тыも形式主語なのでほとんど言わない)、常に現在形を用いる。

・無人称構文
動作者に関心がなく、述語部を重視する構文。他の欧米言語では受動態を用いるが、ロシア語で受動態を用いることはほとんどない。
無人称構文には2種類ある。述語が動詞の場合は今述べたように受け身表現でよく現れる。もう一つは述語形容詞、副詞を核とした構文。
これは、英語でもIt~that構文のように、仮主語を立てることはある。ロシア語ではさらに一般的に用いられる。というか、主語になる語は与格で表される(英語ではfor meのような前置詞句を用いる)。仮主語だけでなく、Идёт дождь. ( It rains)のような自然現象を表す表現も頻出する。
面白いのはхочетьとхочетьсяのように、主語が主体的かそうでないかで異なる表現があること。hearとlistenの関係があらゆる動詞にある感じ。
総じて、自然が厳しいロシアでは、自力ではどうにもならないことが多いため、このように自分の意思ではない行為表現が豊富だと説明される。
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