オフビート感覚のコメディ。やはり映画は作品が残るのでボケとツッコミというリアルタイムな笑いの取り方ではなく、全員がボケで観客が自分でツボを探す方が良いのだと思う。松本人志も映画を作った時の笑いはこんな感じにテレビとは正反対の、観ている人によって時間差が発生しそうなゆるく失笑するような笑いだった。
役者がレニングラードやマッチ工場とかぶりまくる。もちろんファミリーというのもあるけど、まあフィンランド人の役者はそんなに多くなさそうだ。
モノクロが作品のテイストにあっている。作った当初からノスタルジアになることを狙っているなんてカウリスマキ監督は確信犯ですな。
前回の批評でも書いたが、ロックンロールという西側文化とセリフを削ぎ落とした静かな作風のミックスチャーがカウリスマキ作品の特徴。それは、フィンランドという西洋と東洋のグラデーションの中で生き抜いてきた民族の技なんだろうなあ。
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