曇り空の天気を恨めしそうに見ながら、琵琶湖の北にある余呉湖にやって来た。一人釣糸を垂れている人、サイクリングしている人ぐらいしか居ない静かな湖畔と言ったところである。素直な感想を言えば、淋しい感じだ。勝手な想いで言えば、北欧みたいな風が吹き抜けていくような寒々とした風景である。
<データ>
賤ヶ岳の合戦で有名な山を一つ隔てた琵琶湖の北にある。面積約1.8平方キロメートル・周囲約6.4km、水深13m、三方を山で囲まれた断層盆地にあって、琵琶湖との水面落差が49mある。揚水設備によって琵琶湖とは切っても切れない中という。