でじたるな部屋(更新終了)

当ブログは2009年4月25日をもちまして終了しました。
ご愛読ありがとうございました。

「FD」の作者 出射厚氏逝去

2005年10月10日 19時50分01秒 | パソコン・周辺機器
皆さんこんばんは。
突然ですが、皆さんは「FD」と言えば何を連想されるでしょうか。

まず、「フロッピーディスク」(Floppy Disk)を思われる
方が多いと思います。私ももちろん真っ先に連想するのは
フロッピーディスクですが、その次に連想するのが今回
ご紹介する「FD」というソフトです。

windowsからパソコンを始めた方はご存じないと思いますが
「FD」とはwindowsで言う「エクスプローラー」にあたる
ファイルのコピーや移動などを行うファイル管理ソフトです。

このソフトとの出会いは私が社会人となって、自分の給料で
初めてパソコンを買った頃の事でした。型番は忘れてしまい
ましたが、EPSONの98互換機の中古品をモニターと
一緒にソフマップで購入しました。ところが、念願のパソコン
を購入できて喜んだのもつかの間、当時はMS-DOSという
windowsの前身にあたるOSで、システムディスクを入れ
起動した後に「A:¥>」という表示が出て、キーボードで
コマンドを入力して操作を行い、「ディレクトリ」という概念
で各ファイルを管理する方式を取っていました。

購入してしばらくの間、「ディレクトリ」という概念が
理解できず、色々なところから情報を集めていました。
今でこそパソコンに関する情報はインターネットでわかり
やすい画像付きの解説が掲載されたwebサイトはたくさん
ありますが、当時は草の根BBSかパソコン関連の本
つまり文字中心の情報しか得られず、余計にわからなく
なっていました。そんな時、パソコン雑誌で「FD」と
いうフリーソフトの紹介記事が目に留まり、早速手に
入れて使ってみたところ、まるで呪文のようなコマンド
を入力しなくてもスペースキーで選択してFキーで操作
可能なわかりやすい操作体系で、当時の私にとって欠く
ことの出来ないソフトの一つとなっていました。

そして、時代は文字中心のMS-DOSからグラフィック表示
中心のWindowsへ移り、ファイル管理がわかりやすくなった
結果、「FD」を使うことも無くなっていきました。

そんな中、今日「スラッシュドットジャパン」を見て
いると、「FD」の作者である出射厚氏が昨年11月に
亡くなられていたという記事を見つけました。

当時パソコン初心者だった私にとって救世主となった
「FD」のようなソフトを作って頂いた事に感謝すると
ともに、心よりご冥福をお祈りいたします。

「FD」は今でもVectorでダウンロードが可能です。

関連リンク
DOS時代のファイラー“FD”作者、出射厚氏逝去の報(スラッシュドットジャパン)

FD for DOS/V ファイル管理ユーティリティ for DOS/V & PS/55 (Vector)




でじたるな過去の部屋

2004年10月10日の記事

電話設置時に必要な「施設負担金」(電話加入権)消滅へ

その後NTTは施設負担金を75600円(税込)から
37800円(税込)へ値下げしました。
このまま行くと施設負担金が無料になる(=施設負担金
を払って得た「電話加入権」が無価値になる)のも時間
の問題だと思います。