月額料金の安さが魅力の格安SIMですが、乗り換える際はキャリアと同様に初期費用が発生します。
「格安SIMだから、初期費用も安く済むのでは?」
「初期費用はそんなにかからないイメージだけど、一体いくらぐらいかかるの?」
そんな疑問にお応えすべく、今回は格安SIMを契約する際にかかる初期費用について詳しくご紹介したいと思います。
また手続きにかかる初期費用、といっても事務手数料やSIMカードを発行する際にはかかる発行料など、いくつか種類があります。
契約する時になって慌てないよう、事前にいくらかかるのか把握しておくと安心です。
それでは、格安SIMの初期費用について詳しくみていきましょう。
■初期費用の内訳
まずは、大手キャリアと同様に格安SIMも契約事務手数料が発生します。
基本的には、多くのMVNOで約3,300円、これに加えてSIMカードの発行手数料約440円がかかります。
またSIMカードだけでなく、端末も一緒に購入される方は別途端末代金が発生します。
端末代金に関しては、分割払いなのか一括払いで払うのか、また契約する通信会社によってキャンペーンを行なっていることもあるので、それぞれ金額は異なります。
そして自宅にあった古い機種をSIMカードを挿して使う場合、SIMロックがかかっていてSIMロック解除が必要になることもあります。
2021年10月以降に発売された機種であれば、基本的に全てSIMフリー端末になっているのでこちらは問題ないでしょう。
万が一、SIMロック解除が必要になった場合でも2023年10月以降は、SIMロック解除にかかる事務手数料3,300円は無料になっているので安心して下さい。
初期費用としてかかる費用は、最初の契約事務手数料3,300円とSIMカード発行手数料440円、そして端末代金と覚えておけば安心ですね。
ただし、格安SIMの中には契約事務手数料が無料のところもあるので、契約前に確認しておきましょう。
■パターン①:キャリア→格安SIMに乗り換える場合
またキャリアから格安SIMに乗り換える場合には、注意が必要です。
今お使いの電話番号を変更せずにそのまま使いたいという場合、MNP転出手数料を支払わなければなりません。
これは、携帯電話の番号の引き継ぎを行なってくれるサービスで、利用すると3,300円かかります。
ただし、2021年4月1日以降ガイドラインが改正されたため、MNP転出にかかる手数料は原則無料となっています。
稀に、電話での申し込み時に1,100円ほどの手数料を請求されることもあるので注意が必要ですが、基本的には0円と思っていて大丈夫です。
また以前は、キャリアのスマホを利用する際、2年間の縛りがありました。
この期間外で解約すると、違約金として1万円ほど請求されてしまうのです。
今は、2020年10月に施行された『改正電気通信事業法』により、契約期間の縛りはなく、違約金も0円でいつでも好きな時に解約できるようになりました。
ただし、2020年10月以前に契約したプランはこれが適用されないこともあります。
そのため、キャリアを解約する際は、違約金がかからないか事前に問い合わせをして確認しておくと安心です。
■パターン②:格安SIM→格安SIMに乗り換える場合
また格安SIMから格安SIMに乗り換える際も、いくつか注意しておきたいことがあります。
格安SIMの場合、キャリアのように2年縛りはありません。
ただ、音声通話プランを利用している方は契約してから6ヶ月以上、または一年以上の最低利用期間が設けられている場合があります。
この利用期間内に解約すると、違約金が発生することがあります。
基本的に格安SIMの場合、利用者が100万人を下回る場合に限り、違約金を請求できるようになっているからです。
現在は、ほとんどの格安SIMで違約金は発生しないようになっていますが、格安SIMの通信事業者が違約金を請求しても違法ではないため、注意が必要です。
格安SIMから格安SIMに乗り換える際は、このような点に気をつけて解約手続きを進めましょう。
■まとめ
格安SIMに乗り換える際に必要な初期費用についてご紹介しました。
契約する前に事前にいくらぐらいかかるのか、把握しておくと安心なので是非チェックしておいて下さいね。