約1年前に取り付けた シャワー水栓ですが、入居者様から、水が止まらなくなったと緊急連絡がありました。
とりあえず元水栓を止めてもらうようお願いし、急いで現地に向かいました。
現地確認すると、定量止水のダイアルが「止」になっているのに水が出続けます。
水量調節のダイヤルを右左に何度か回してみましたが、まったく症状は変わらずです。。。
まだ取り付けて1年しか経っていないの、もう故障かと思いましたが、とりあえず取説をネットで見てみることに。
取説の最後の方に、「故障かな?と思ったら」のページがありました。
ただ、このようなFAQは、大抵どの製品の取説にもありますが、どれも当たり前のことしか書いておらず期待はしていませんでしたが、最後の方、「バルブの小穴が目詰まりしていませんか」というマニアック?な項目がありました。
(TOTO TMJ48E 取説より転載)
そんな小穴の目詰まりで水が出っぱなしになるのかと半信半疑ではありますが、掃除をしてみることにします。
サイドについているバルブカバーを開けました。
バルブを取り出します。
水垢っぽい物で、結構汚れていました。
小穴を探します。
小さすぎて見つけにくかったですが、見つけました。
確かに、詰まっているようです。
取説でオススメされている ゼムクリップの針金を貫通させて掃除しました。
穴の向こう側からの光が見えるようになりました。
バルブを元に戻し、祈る気持ちで元水栓を開いてみたところ、水は止まっています。
修理完了です。ε-(´∀`*)ホッ
しかし、こんな小さな穴が目詰まりしただけで、水が出っぱなしになってしまうのは怖いですね。
説明書には定期的にバルブの清掃をするように記載がありますが、賃貸物件で入居者にそれを期待するのは無理でしょう。
入居者の利便を考えて、他の部屋が空室になったら順次、この定量止水タイプに交換しようかと思っていましたが、定量止水式ではない普通のサーモスタット式にしたほうが良さそうです。
良い経験になりました。