ずいぶん暖かくなった。水仕事が楽になって助かる。
いつもの散歩道もツツジがきれいに咲いている。
春の穏やかな季節になったなと思う。
それにしても今話題のウクライナ情勢、TV報道を見るかぎりではロシアによる侵略戦争で日本は西側諸国と強調してロシアへの経済制裁、ウクライナへ援助姿勢を打ち出しているが日本の姿勢は西側諸国(NATOを中心として)一辺倒で良いのだろうかと不安になる。アメリカを中心とするNATO(北大西洋条約機構)は軍事同盟。NATOに加担するとなればロシア側からすれば敵に加担することに他ならない。ウクライナと同様に日本も(陸続きではないにしろ)国境を間近に接しておりいざロシアからの侵攻を受ければひとたまりもない地理的条件下にある。ウクライナ侵攻に関しては侵攻が始まるまでのロシアとウクライナの関係を十分理解した上でないと(TV報道だけでは)偏った味方しか出来ない。確かに民間人への無差別攻撃を伴うロシア侵攻は人道的に非難されるべきものだ。しかしながら西側諸国の発表に基づく報道を鵜呑みにするのも危険である。ウクライナ侵攻は決して対岸の火事ではない。ロシア、中国は近き隣国である、日本政府はもっと賢い外交(いわばずる賢く立ち回る、インドなど見習う点もあろう)を志向すべきである。
ロシア侵攻により多くのウクライナ難民が諸国に逃れており日本にも少なからず非難してくる人たちがいるが、この方々をめぐって様々な非難(外国人擁護よりも自国民福祉を優先せよ)であったり難民への処遇(住居、生活費、学習保証等)に不満を述べる例もあるが、困った時はお互い様、寄留の他国人を擁護せよとの聖書の言葉もある、このような時にこそ困窮する外国人を助けることこそが将来的な国家安全保障の礎となり外交上の先行投資でもあると思う。
ロシアを甘く見てはいけない、先の敗戦時、日本が降伏するや否や千島列島はじめ満洲等不可侵条約を破棄して侵攻し、多くの日本人をシベリア抑留した経験もある。北方4島どころか北海道さえもロシアの領土だと言うロシア高官さえいる、もちろんロシア人全てがそうとは思わないが手強い隣国であることには違いない。
中国も同様だ。尖閣列島問題をはじめ、国力の増大に伴い軍事力強化は見過ごせない。ただ思うのは、民間人レベルで中国残留孤児を保護し育てられたような優しい国民性があることは十分考慮に値すると思う。われわれ日本人はこのようなことが出来たであろうか。ウクライナ難民に限らず他国の寄留者を擁護せよとの言葉は心に刻んでおかねばならない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます