幼少期、一つ上の兄とよく比べられた。母親にも父方の祖父母にも。
容姿も頭も運動神経も良かった兄、お転婆で言うことを聞かなかった私。
父と母方の祖母は私をバカみたいに可愛がってくれた。
小3の時に担任の体罰に合う。理由は奥さんとうまくいってなかったから。怒りの矛先が児童。
ある社会科の授業中に「今のところわかった人は手を挙げて!」クラスの半分弱が挙手。その児童にだけに資料を配布する担任。
私が知らない間に他の友達は職員室に行き「さっきのところわかったのでください」と貰っていたらしい。
それを知らず次回の社会科で資料を貰っていないのは私とエホバの体の弱い男子のみ。
怒りは全て私に向けられた。
1時間いっぱい説教&ゲンコツの嵐。泣くもんかと妄想にふける。「先生の机にある赤ペンで手の甲を刺して逃げたら何処迄行けるかな、どこで捕まるかな、でもお母さんにバレて夜は車庫に入れられるのかな」そんなことを考えて1時間が過ぎる。チャイムが鳴ると勝手に怒ったくせに「お前のせいで大事な授業が潰れた、どうしてくれる」。
結局「もう学校に来るな」と言われる。
次の日学校に行くと何も言われなくてホッとするも、帰りの会で「何で来た?来るなって言ったろう?」
仕方なくその次の日は親に「お腹痛い」と仮病、心配され内科に連れて行かれる。帰ってから「嘘ついてごめんね、心配かけてごめんね」と布団の中でこっそり泣く。
結局2日間休み土曜日学校に行くと何も言われない。月曜日に登校しまた怒られる。そして同級生の男子を通して兄にバレる。
次の年、数々の親からの苦情で教育委員会で問題になったのか田舎に左遷される担任。
つづく・・・