スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師＊試写会

SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET  (2007)

メディア： 映画
製作国： アメリカ
公開情報： 劇場公開(ワーナー)
初公開年月： 2008/01/19
ジャンル： サスペンス／犯罪／ミュージカル
映倫： R-15

いらっしゃいませ。
そして、永遠にさようなら。

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【クレジット】
監督： ティム・バートン
製作： リチャード・Ｄ・ザナック / ウォルター・パークス / ローリー・マクドナルド / ジョン・ローガン
製作総指揮： パトリック・マコーミック
原作： スティーヴン・ソンドハイム / ヒュー・ウィーラー
脚本： ジョン・ローガン
衣装デザイン： コリーン・アトウッド
作詞作曲： スティーヴン・ソンドハイム
 
出演：
ジョニー・デップ/ スウィーニー・トッド
ヘレナ・ボナム＝カーター/ ミセス・ラベット
アラン・リックマン/ ターピン判事
ティモシー・スポール/ バムフォード
サシャ・バロン・コーエン/ ピレリ
エドワード・サンダース/ トビー
ジェイミー・キャンベル・バウアー
ローラ・ミシェル・ケリー
ジェイン・ワイズナー

【STORY】
　19世紀のロンドン。フリート街で理髪店を営み、妻と娘と幸せに暮らすベンジャミン・バーカー。だが彼はある日、妻に横恋慕したターピン判事によって無実の罪で流刑にされてしまう。やがて15年後、脱獄に成功したベンジャミンは“スウィーニー・トッド”と名を変え、街に戻ってくる。しかし、彼の大家でもあるパイ屋の女主人から、妻はターピンに追いつめられた末に自殺し、娘は幽閉されている、という驚愕の事実を知らされる。怒り狂ったスウィーニーはターピンへの復讐のみに生きることを決意。理髪店を再開し、まずは彼の過去を知る客の喉をカミソリで次々に掻き切っていく。またそれらの死体は階下の女主人によって形を変え…。

(allcinemaONLINEより)
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レッドカーペットに続き、11日に試写会にて観てきました！
公開前なので、できるだけネタバレはなしで。

実は私とスウィーニーの出会いは映画化発表前。
「華麗なるBWの世界」みたいな題の、市村さんがナレーターをしていたBSの番組内で観ました。
もう、「なんだこの恐いミュージカルはっ」といった感じでしたねでも魅かれるものがありました。
そしたら、たまたま雑誌に載ってた武田真治のインタビューで彼のプロフィール見たら
”舞台スウィーニートッド出演予定”とあって驚き！
その後映画化を知り、まさかスウィーニー役がジョニーということで感激‥！
随分前から待ち望んでいました！

とにかく‥このすごいミュージカルをよくぞ映画化しましたよティムっ
ほとんどミュージカルのままでした。
皆、この難しい楽曲を歌っててすごいっ！！！


特にジョニー‥まさかシャイな彼がミュージカル作品で歌ってくれるなんて～
サントラで散々聞いてはいましたが、改めて驚いちゃいました。
（でもレコーディングは恥ずかしくて、デュエット曲も一人で吹き込んだとかｗ）
演技の方は‥全く笑いません。たまにあっても企みの笑みで恐いです；；；
本当にこないだ来日した人と同じ人と疑っちゃうくらいでした（笑）
かなり恐いジョニーなのですが、静かにそれを演じていて、より迫力がましてました。
ラストには泣かされましたね～
したたる血は、まるでスウィーニーの涙のようで。。
ゴールデングローブ賞、是非とも受賞してほしいな。

作品自体、スウィーニーの復讐に焦点を当てていたのはよかったです。
監督いわく、スウィーニー・ラヴェット・トビーの３人を中心にしたんだとか。
（本当のところを言うと、ジョアンナとターピンが歌う曲をもっと入れて欲しかった）

物語は確かにおどろおどろしいですが、やはり音楽が素晴らしいのでドラマチック。
”ジョアンナ”の時は美しい歌なのに、映像はスパスパ首切ってるし‥
人肉パイ思いつくときなんて、外にいる人を見ながら歌っちゃって‥とにかくブラック～
それを観て笑っちゃうんですから、人間って恐い生き物ですね（苦笑）

でも”Theミュージカル”というわけでなく、俳優の演技が際立っていて素晴らしかったと思います。
時代背景もかみ合ってて、脚本がよかったかな。
（ミュージカルが苦手な人でも、おそらく大丈夫かと）

ラヴェットさんは登場シーンからまずいパイ片手に恐いのですが（苦笑）、
特に今回トビーが子供ということで母性愛が見れたりして、
愛に執着してても、実際は良心があることを見せられました。
ヘレナはかわいいです。

トビー君、本っっっ当に声が綺麗すぎます‥
天使の歌声といってもいいくらい彼のピュアさが伝わります。
そうなだけに、ラストがほぼ舞台と一緒でうぅ


あとターピンの気持ち悪さが際立ったり‥（苦笑）
スネイプさん、ワームテールと頑張って歌ってましたよ。
声の低さがターピンにぴったり！！ジョニーと一緒に歌う場面ではうっとりでした

アンソニーとジョアンナは若々しい感じでした
この2人の話ももっと入れて欲しかったのに残念‥
"Kiss me"のやり取りも重唱で好きだし、”ジョアンナ”のところも+ジョアンナの3重唱にして欲しかったっ


そうそう、観る前からビビッていた血しぶきシーンですが‥
すみません、ほとんど観ませんでした。。。
でも、血の色は本当いかにも作った色だったので、そこまで気持ち悪くはないと思います。
最近知ったのですが、ブロードウェイの舞台などだと血のりを実際に飛ばそうです。
最初はわざわざ映画だからって出さなくても‥と思ったのですが、
ティムがこだわったのも分かりました。

冒頭も血が出てきますが、これはペンキor赤色のスライムにみえて仕方なかったです
というか、タイトルロールの作りががかなりチャリチョコの時と似てて‥
バートン発想同じじゃんっ！！

まあやはりバートンの色彩感覚は素晴らしいですね。
全てがモノトーン調で、ゴシックの雰囲気なのですが、
過去の幸せなひと時や空想の世界はカラフル。
（By The Seaの時は皆白塗りなのに、ビビットカラーで笑えましたｗ笑ってないスウィーニーの水着姿がｗｗ）
サシャ・バロン・コーエンのピレリもカラフルでしたね。
あんなにボラットが歌えるなんて‥（笑）ただどうしても彼の髪型はサザエさんにしか見えませんでしたｗｗ


やはり一回目はどうしても舞台と見比べがちだったので、
最低一回は映画館に観に行きたいです。音響がいいのでそれだけでも価値ありますし！
次は頑張ってスパスパシーンちらっとみてみようかな。。