チケット持って、おさんぽ行こう

ディズニー・映画・ミュージカル関連を中心とした
気ままな体験・鑑賞記録ブログ

6才のボクが、大人になるまで。

2015-05-21 21:11:12 | 映画:ラ行
BOYHOOD(2014)

メディア: 映画
上映時間: 165分
製作国: アメリカ
公開情報: 劇場公開(東宝東和)
初公開年月: 2014/11/14
ジャンル: ドラマ/青春
映倫: PG12

すべての瞬間に、「大切」が宿っている。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

2月22日鑑賞。
テレビで斎藤工が自信満々に「絶対今年のアカデミー賞作品賞は『6才のボクが~』が獲る!」とよく話してたので、
そ、そんなに良い作品なら、、と完全にのせられ観に行きました(笑)
結果的に全米での公開時期をミスったせい?で、賞はノミネート止まりになってしまった部門が多く本当に残念でしたね。
でも絶賛されてたのには納得の作品でした!!観て良かった!!

 
これは12年かけて撮影したからこその説得力がすごい!まるでドキュメンタリー映画でした。
(ラストの台詞”一瞬を逃すなっていうが、全てが一瞬だよ”のセリフにかなりはっとさせられました。)
そもそも子供目線で進んでいくストーリーなのが良かったと思います。成長が一目でわかるし。
子供ながらその時その時、思うことある中で生きてるよな、と。

この髪型にもよく耐えた。いきなり切られちゃうのは辛いよな。


12年こうこうこんなことがあってこうなった、という登場人物それぞれのストーリーがものすごくリアル。
普通の映画だったらここまで丁寧に描けないですもん。
同じ俳優が演じきったということ、本当に大変だったと思いますが、そうでないと意味がない作品でした。
特にラスト、お母さんがこみ上げるシーンは12年の月日を観た上だからものすごく納得。
離婚と再婚を繰り返した苦労もあったし、これには私も泣きそうになりました。
自然に年を取られてる”普通のお母さん”なのも本当に良かったです。パトリシアさん助演女優賞受賞納得の演技でした!

 
イーサン・ホーク演じるお父さんは、夢を追いかける自由人から子供のため・家族のために落ち着く経緯も興味深かったです。
男の人ってきっとこういうものなんでしょうね(笑)
もうちょっとすべてのタイミングが合えば、離婚せず幸せな家庭が気づけたかなと思っちゃいました。
人生はタイミング、過ぎてしまったことは仕方ないし、どうすることもできない、どうしようもないこと。
その上でどう生きるか、選択することはできる とも感じました。

そう、あと時代の流れも観れて面白かったです。丁度年代的に被るものあったし。
(ハリポタ秘密の部屋から謎のプリンス、iMacのコンパクト化、ガガ様、携帯の形状変化、
ドラゴンボールのアニメ放映、ハイスクールミュージカルソングを口ずさむ女の子 etc..)

果たしてちゃんと完成するか、作品に関わった皆さんきっと12年間不安だったと思いますが、
ちゃんと作り上げたことが本当に凄いです。
特別な技術がなくても作れるけど、完成させるには相当たる努力と諦めない力が必要ですよ!
本当にお疲れ様でした。新しい映画をありがとう!!


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
12年 (りお)
2015-07-28 01:17:30
長い月日をかけて1本の映画を撮るという、監督のチャレンジはすごいと思いますが、尺があまりに長すぎて、間延びしちゃったかなーと思いました。
成長期としては良かったと思いますが、その辺がちょっと残念です。
返信する
→りおさん (ドン子)
2015-07-29 23:20:54
こちらもコメントありがとうございます。
確かに3時間近い上映時間でしたもんね(苦笑)
それと合わせて、12年間分の撮影記録をよくここまで統一感保ちながら編集できたな とも思えました。
この実験的撮影を踏まえ、今後監督がどんな作品を撮るのか楽しみです(笑)
返信する

コメントを投稿