チケット持って、おさんぽ行こう

ディズニー・映画・ミュージカル関連を中心とした
気ままな体験・鑑賞記録ブログ

アンドレアス・グルスキー展

2013-07-16 21:42:27 | おでかけ
連休最終日だった海の日に行ってきました。
有料の写真展に行くのはおそらく初めて…?
普段美術館と無縁な人間ですから、もちろん趣味繋がりが動機でした。
はい単純、音声ガイドのナビゲーターが石丸さんだったから(笑)
(最近音声ガイドに著名人起用するのが流行ってるらしいですね)
先日のソロコンプログラムに挟まってたチラシで知りました。
浅はかな動機でアンドレアスさんファンの方に申し訳ないくらい\(^o^)/でしたが(苦笑)
石丸さんが引き受けた=興味持ったってことだと思うので(過去に画家・彫刻家の役柄演じられてますし)、
舞台俳優が解説する理由が知りたかったわけですよ、ですよ…!w
こんなきっかけでもないとスルーしてましたから、本当に良い機会でした!

勿論チラシを見るまでアンドレアスさんの存在なんて全く知りませんでしたし、
典型的写真家だと思いこんでたので見事に裏切られました。
写真ではありませんでした。写真撮影という方法を用いて表現された、もはや絵でした。
撮った写真を加工して綿密に構成されている、という手法のようで。
(例えば昼・夜撮影した写真をうまいこと組み合わせていたり)
チャオプラヤー川のシリーズ写真なんて、言われなければ絵筆で描かれた作品と誤認識してしまうほどだったかと。


購入したポストカード

取り扱う写真はほとんど風景や群衆写真。
風景に関してはかなり広々とした空間を撮影されてる印象でした。
9割くらいの写真がどでかいサイズなのでインパクト大きかったですが、
(出口のショップにあった画集の見本が正直しょぼく見えた…本物観た直後だから余計でしょうけど)
小さいサイズの作品も、大きい作品に負けず見入ってしまうものばかりでした。
<カミオカンデ>や<大聖堂>はあえて人物を入れることで
その場所がいかに大きいのか、壮大なのか比較してしまう演出あり圧巻。
<99セント>は99円ショップの店内写真でしたが、
お店の広さや商品の多さ、きっちり並べられている感じからインパクトすごかったです。
物の多さを感じたのも風刺的観点ですかね…。(真ん中右にいる覆面さんも気になった。誰…?)
群衆写真は風刺画に近いものもあれば、生活の一場面を切り取ったようなものも。
展示冒頭にあった<フランクフルト>にまず驚かされました。
一日中空港で撮影した写真をコンピュータ処理で組み合わせたものらしいですが、
利用者の写し方がとても生き生きしていて、それぞれこれからどこに向かうのか、
一緒にいる人はどんな関係なのか、と思わず考えたくなる作品でした。
すっきり解説してくれたのが最後の方に展示されてた<F1ピットストップ Ⅳ>での音声ガイド。
”ピットクルーにだけスポットライトのように光が当たっており、後方の記者たちは薄暗い。まるで舞台のようですね”と!成程!!
言われてみれば、どこかストーリーの1シーンを切り取ったような作品が多かったです。
(何枚かあったいろんな国の証券取引所の作品でさえも!)
本当魅せ方がうまいんでしょうね。光の陰影って大事です。

作品の展示方法も年代やシリーズ関係なくバラバラで面白かったです。
(どうやらアーティスト本人のこだわりのようで)
正直作品名のパネル設置位置が遠かったのはおっくうでしたが…(苦笑)
音声ガイドでも”作品に集中できるよう工夫されてる”と紹介あったのでそれでかな。仕方ないw


正直加工しすぎた写真は真実ではない、という気持ちあって普段あまり好まないのですが、
表現の一つだと認識することができました。
心地よい石丸さんボイスと共に現在進行形なアーティストの作品を観ることができ、刺激をいただくことができました!
(音声ガイド初心者には大変分かりやすくレンタルして大正解!
作品に対する理解度がかなり変わってくるので、今後美術館鑑賞時は利用していきたいです。
今回に関してはアーティスト直々に選曲したBGMまでありましたし(笑))

 
ちなみに国立新美術館に行くのは初めてだったのですが、
オープンした頃騒がれてたのも納得。建築デザインが斬新ですね。
カフェテリアでお昼ご飯食べましたが美味しかったですし、
ミュージアムショップも珍しいものが沢山販売してて見てるだけでも面白かったです。
たまには美術館も良いものだなぁ、とリフレッシュできた休日でした♪



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