DOX diary

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ミュンヘン通信

2013-02-15 07:48:27 | 日記
ミュンヘンへご出張中のルカ&エマのパパからお便りが届いた。
どちらにいらしてもイタグレに関して敏感でおられ、
度々興味深い逸話を送ってくださる。
待望のご帰国も近く、まずはお身体をご自愛ねがいたい。

以下、原文のまま。

ボス様、

いよいよ2年半のドイツでの単身赴任を終え、今月末に帰国となりました。
今週末に、ミュンヘンから140キロほどのところにある、レーゲンスブルクに行ってきました。
そこで、アル美ちゃんとはまた違った趣の、イタグレ置物さんに出会いました。

ミュンヘンから北東へ140キロほどのドナウ河沿いの街、レーゲンスブルクに行ってきました。
ここで又々イタグレの置物に遭遇して驚いた!
けれど、この街と「イタリアン」グレーハウンドは、二千年も続く深いけれど自然な関係にあるのです。



レーゲンスブルクは、ケルンやウィーンと同様、
古代ローマ人が、ライン河とドナウ河沿いの「国境」に築き入植した街の一つで、
嘗てはローマの重要都市でした。ローマ滅亡後も、
ローマ文化の継承者と考えられていた神聖ローマ帝国が、
17世紀から19世紀まで帝国議会を置いていたことでも有名です。
現在でも、街並みや人々に、ドイツなのにローマ的即ち「イタリアン」な雰囲気を感じるのは、そのためでしょう。
同じような理由で、池田理代子さんがこの街を舞台に「オルフェスの窓」を描いたのだと思います。



お店のご主人が写真の「イタリアン」グレーハウンドを仕入れたときも、
ご先祖様に導かれるように、自然に選んだことでしょう。

ところで、この置物、前足と後足が一直線のカイ君座りしています。
カイ君は、古代ローマから綿々と伝えられてきた正統な座り方を、見事に受け継いでいるのですね。

では、また。
ルカ&エマのパパ