復職の不安を吹き飛ばそう【ケアワーカー編】

介護業界はブランクのあるあなたの力を求めている

介護業界に復職する際のおすすめの働き方

2023-07-05 05:46:21 | グループ運営

ブランクがあるということは、かつて介護業界で働いていたのにもかかわらず、何らかの理由で離職した経緯があるということだ。ということは、復職する際には改めてその理由と向き合う必要がない働き方が求められる。結婚・出産を機に離職した場合には家庭との両立ができる働き方、激務に耐えられずに離職した場合には耐えられる範囲内での働き方が前提条件というわけだ。

介護業界におけるおすすめの働き方としては、やはり規則正しい生活を維持できる環境で働くことではないだろうか。日勤のみ、休日出勤なしなど、心身のリズムが崩れにくい働き方を目指したい。ただし、なかなか難しい部分もあるので可能な範囲内で妥協することも重要だ。

あるいは、いきなり正規雇用の形で復職するのではなく、まずパートなど非正規の形で働いてみるのもおすすめだ。比較的ゆとりのある環境で働きながらブランクを解消したうえで、正規雇用を目指すことでより心の余裕をもって復職することができるだろう。また、パートの段階でその職場の人間関係や雰囲気をチェックした段階で、ここなら大丈夫と判断できたら正規雇用を目指すという「お試し勤務」ができるのもパートの大きなメリットだ。

もうひとつは、福利厚生が充実した職場が望ましい。小さい子どもがいる場合には託児所が完備されている職場なら安心して働くことができるし、有給休暇をしっかり消化できる職場の方がライフワークバランスを維持しやすい。この点はグループ運営の施設の方が充実している傾向があるので、復職の際には意識してチェックしておきたい部分だ。


ブランクのある介護職員の復職

2023-06-13 05:46:21 | ブランク

潜在介護士という言葉がある。介護の資格を持ちながらも、離職していたり別の職種に就いている人のことだ。介護職は、無資格・未経験でも働けるが資格があれば、就職先の選択肢が広がる。しかも、どこの施設でも人手不足の傾向にあることから、資格があれば尚更就職先に困ることはない。それでも、介護職から離れてしまう人は後を絶たない。それは、介護職が労働に見合わない低賃金であることが大きいと言われている。

慢性的な人手不足から、勤務時間中は利用者のケアに追われ事務仕事は後回しになりがちだ。そのため、勤務時間が終わってから一段落して事務仕事をする人も多い。残業手当が付くなら良いが、多くはサービス残業でありそれが当たり前となっている施設は多い。そういった不満が積み重なると、働くモチベーションが低下してしまう。

介護職に限らず、どんな仕事でも頑張りに見合った報酬が得られないとやる気が起きないのは当たり前だ。そういった理由から、介護の資格を持ちながらも離職してしまうのだ。施設側からすると、潜在介護士はぜひ獲得したい人材である。ブランクのある人がもう一度介護の仕事をやってみたいと思ってもらえるような魅力的な職場であれば、潜在介護士が復職先として選んでくれる場合もあるだろう。

今後も要介護高齢者の人口は、どんどん増えていく傾向にある。介護の資格を持った人が離職してしまわないような制度や、待遇を整えていくために介護業界全体で取り組んでいくことが必要だ。■参考:ブランクがあっても大丈夫!もう一度介護の現場へ