1994年に東京新聞で連載されていた馬場さんの自伝を購入。
連載当時は、学生から社会人になり社会の壁にぶつかって悩んでいた時期だった。
この頃は、先行きが見えない将来に不安を抱えていたので
50年の人生の中でも最も辛い時期だった。(現時点では)
だが、馬場さんにとっては最も幸せな時代だったかも知れない。
プロレスブームと国民のほとんどが今よりも収入が安定した時代だったので
どの団体でも満員の観客が来ていた。
私自身、週刊のプロレス専門誌も毎週購入していた。
プロレスを観ることが、数少ない楽しみの一つだった。
本の中身は、一気読みできる程楽しく、馬場さんの心に触れたような気にさせて貰えた。
プロレス関連の本では上位にくる傑作自伝だ。