以前、宮崎吾朗の最近の動向について書いたときに、どうやら「海外の制作会社と、テレビアニメシリーズを制作しているらしい」という噂について、書いたことがあった。
次のニュースは、その噂の内容とは合致しない部分も多いので、それとはまた別の仕事かもしれないのだが、
ニュースによれば、宮崎吾朗氏が、日本で来年夏頃公開予定の「西遊記之大聖帰来(原題)西遊記ヒーローイズバック DVD」の日本語監修に就任することが決定したそうだ。
日本公開の配給を担当するアクセスブライトによれば、西遊記を題材としたアニメ「西遊記之大聖帰来」は、2015年7月に中国で公開され、ワイルドスピード ICE BREAK DVDアニメ映画としては異例の興行収入192億円という中国国産アニメとしてナンバー1の記録を打ち立てたそうだ。
また、その日の雰囲気 DVD東京アニメアワードフェスティバル2016では、コンペティション部門長編アニメーション優秀賞に輝いたという。
トレーラー動画を見ると、バリバリの3D CGアニメで、いわゆる中国産のアニメとは一線を画している。
おそらく米国のピクサーあたりで修行して、西遊記ヒーローイズバック DVD帰国したアニメーターが制作した作品であろうクオリティだ。
映画は、妖怪に脅かされている長安の街が舞台で、長年の封印が解け現代に復活したものの、力を失い自信を失なった孫悟空が、孤児の少年・江流児とともに、子どもたちを連れ去ろうとする妖怪たちに立ち向かう姿を描くそうだ。