自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

ライン川流域エコツアー日記(4)

2004-09-28 13:58:53 | ドイツ
中央駅の横のクラインガルテン(市民農園)を通り抜け、アウトバーンの上にできた広大なビオトーブを訪ねた。
この下に150キロ以上の猛スピードで自動車が走っている高速道路があるとは信じがたいのんびりした空気が流れていた。ところが突然のベルに一同がその場から離散した。そして、自転車が猛スピードで駆け抜けていった。そこは歩行者用と自転車用が白線で仕切られた道路だった。ドイツのいたるところの道路には日本では数少ない自転車専用道路が設置されていることを忘れていた。オリンピック自転車競技で日本を破り金メダルを獲得した国の自転車(バイク)利用者はハンパじゃない。通勤スタイルも決まっていた。のんびり気分のおのぼりさん一行はそれ以降自転車優先社会?を肝に銘じただろう。
 一台の自転車が停まった。とてもこれまでの颯爽としたサイクリストではなかったが、とても親しげに話しかけてきた。日本語ができるわけでもないが、ガイドが環境視察に来たことを伝えると、持論をまくし立て始めた。もちろんドイツ語で。嫌味がないので聞いていたが、しばらくするとようやく終わった。なんでも今(朝9時)まで近所で飲んでいたらしい。そして、愛車(自転車)で気持ちよさそうに帰っていった。これもドイツ風帰ってきた酔っ払い・・・だろうか。いずれにしろダンケシェン!

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