名実ともにスローライフを実践するパーマカルチャー農園を訪問してきました。
パーマカルチャーとは、permanent aguriculcureの略語で、循環型社会のモデルとしていま注目されています。発祥はオーストラリアのクイーンズランド州クリスタルウォーターで、すでにここには大きなコミュニティが形成されています。
今回訪れたのはオークランドから車で北に1時間半ほどの、「レインボーバレーファーム」。冬でも温暖な丘陵地帯を通過したノースランド地方の一角にある「七人の小人の家」です。オーナーのジョーさんとトリッシュさんの二人で経営する農園はオーストラリアとは対照的にこじんんまりとまとまっていて、中央に位置する母屋が可愛らしいおとぎの国の家に見えます。
二人がここに移り住んだのは1988年。現在20ヘクタールの土地に1000種類におよぶ果樹を中心に様々な植物が栽培されています。もちろん化学肥料などは一切使用せず、先祖伝来の有機農法を上手にとりいれています。
ミルク、ヨーグルト、チーズを作るための牛、羊毛をとるための羊、食肉のための丸々太った黒豚、鶏、アヒル、七面鳥などの糞尿も肥料に利用されています。
鶏小屋は暖かくなるので温室として野菜栽培にも利用され、鳥が屋根に糞をして、そこから植物が育ち、屋上緑化も自然に行われています。その外観はのどかでおとぎ話の世界を連想させてくれます。
屋内は断熱保温の設計により少量の電力で過ごすことができ、外のピザ釜を使って、焼きたてのピザやパンとオーガニックな食品を使ってガーデンパーティを楽しむこともできるそうで、来年1月に計画しているスローライフ体験ツアーでは、ぜひ皆で美味しくて快適な一時を楽しみたいと考えています。
一般の観光旅行や団体旅行には不向きですが、ジョーさんからは少人数のエコツーリストであれば受け入れられると言われました。ちょっと手前味噌になりますが、こんな雰囲気を喜んでもらえる人たちと、ぜひ、もう一度訪れたいと思っています。
自分の生涯をデザインしたもので、なかなかです。鶏小屋は写真を撮っている後ろになります。
今度、もう少し写真の紹介します。今、ボルネオからかえったばかりで、とりあえず。
写真の家は鶏小屋?ですよね、あの自然な屋上緑化はスゴイ
写真の家は鶏小屋?ですよね、あの自然な屋上緑化がスゴイ