11月10日NGBグループ深川ガイド本番のご報告

2007年11月11日 | 活動
NGBグループの皆様をご案内するのは、7月7日の「人形町・日本橋」に続いて今回が2回目です。今回は前回参加のリピーターを含め、21名(うち子どもさん1名)のご参加を頂きました。

朝のうちはかなりな雨足で気温も低く、少々心配を致しましたが、午後は殆ど傘のいらない時間もあり、寒さも町歩きにはちょうど良い程度の天気になったことは幸いでした。

A,B2班に分かれ定刻午後1時に門前仲町駅前を出発、三十三間堂から八幡橋を経て富岡八幡宮へ。横綱の碑、二軒茶屋跡を皮切りに境内を隈なく散策しました。境内は七五三の宮参りの親子連れで賑わっており、明日の一の酉に備えて熊手売りの店が準備に大童でした。

深川不動から門前仲町の交差点、ここで八幡様の一の鳥居跡、深川の遊里の事情、黒船稲荷と四世鶴屋南北の説明を聞いていただき、油堀跡から鶴屋南北・東海道四谷怪談の舞台となった三角屋敷。えんま堂ではハイテク閻魔様のご託宣を頂いていらっしゃる方もお見受けしました。

小津安二郎生誕地、採荼庵から海辺橋、水場跡で江戸時代の深川の水事情の話に少々時間を割き、馬琴誕生の地で東京市営清澄庭園店舗向住宅を説明。当時の家賃45円に驚いて紀伊国屋文左衛門の墓。

雨で足元が気になる清澄庭園散策を取りやめてその時間を深川江戸資料館に当てることとしました。資料館入り口で展示物(天保13年~14年ごろの深川佐賀町下之橋周辺の町の佇まい)の時代背景を説明し、入館してこの町に暮らす人々のプロフィル、長屋の井戸で当時の人々が如何に水を大切に使ったかなどを、ここで資料をお渡して詳しくお話しました。

霊巌寺で松平定信の墓と六地蔵、奈良屋茂左衛門所縁の雄松院を通って午後5時前に清澄白河駅前で解散。

説明ポイントが豊富なため道中全く退屈する暇がなかったこと(コースそのものの魅力ですね)、深川江戸資料館にたっぷり時間をかけたことが参加者の皆様から好評を頂いた理由のようでした。次の企画は?というご質問も頂戴しました。

本日のA班担当は越智・山本、B班担当は穴井・舩津でした。