第119代天皇の光格天皇は、明治天皇の曽祖父にあたる。
今は絶家となった閑院宮家の出身で、第113代東山天皇の曽孫。
第118代の後桃園天皇には男子が居なかった。
そこで、一人娘の欣子内親王の婿養子が次の天皇と決まる。
候補は伏見宮家と閑院宮家の男子の中で未婚の男子2人。
既婚の閑院宮家の長男は候補から外された。
伏見宮家ではなく閑院宮家の男子が選ばれたのは、先帝との血縁の近さと言われている。
皇位継承では先帝との関係性が重要な要件だからだ。
天皇の血をひく男子が全て同等である筈がない。
伏見宮家は北朝第3代崇光天皇の第1皇子栄仁親王を初代とする。
第102代後花園天皇が先帝の猶子として伏見宮家から即位。
弟が伏見宮家を相続したので男系(父系)において天皇との血の繋がりは遠くなっていた。
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