ヒーローズ・リボーン その３

続きです
前回：ヒーローズ・リボーン　その２＆リズがやってきた！







ここはシティ・・・





ウルヴァリン「ほら、こっちこい、おじさんが拾ってやるよ」



ウ「おら、どした？」


ウ「お？お？」


ウ「あらら、いっちまったよ・・・」


ウ「ったく、愛想のねぇ野郎だ・・・なぁ？」





ウ「クラウザーさんよ」


クラウザーさん「・・・・・・・」




ク（うぅ・・・最悪だ・・・帰りたい・・・）






ウ「知り合いにゃぁ他にも悪魔みたいなのはいるが・・・お前さんを悪魔の中の悪魔と見込んで、頼みがある」




ウ「俺をあの世に連れてってくんねぇか？」

ク（この人・・・絶対おかしいよ・・・）




ウ「なぁいいだろう？減るもんじゃねぇだろうし」




ク（なんか恐ろしい爪みたいなの付けてるし・・・）
ウ「・・・理由を聞かなきゃやれないってか？」




ク（・・・こういう人にはハッキリ言わなくちゃ何されるかわかったもんじゃない！よし・・・）





ク「あ、あの！」




ウ「ダチ公がよ・・・死んじまったのさ・・・いや殺された！」


ク「ひっ！」





ウ「無茶な話だとは思うが・・・可能性があるならそれに賭けてみてぇんだ・・・」
ク（あわわわわわわ・・・）


ウ「だからよ・・・ん？どうした？」

ク（ダメだ・・・僕は殺されちゃうんだ・・・）ガタガタ




ク（いやだ・・・しかもこんな、クラウザーの格好で殺されちゃうなんて・・・）
ウ「おい？大丈夫か？」



ク（クラウザーのままで殺されるのは嫌だ・・・クラウザーは・・・）



ク（ていうかあの世に行きたいなら勝手に死んでくれ！僕をなぜ巻き込むんだ！）


ク（お前だけが死ねばいいだろ！・・・・・・いいだろう・・・）


ク（あの世へ行きたいのなら・・・）


ク（殺ってくれるわ！！！）






ク『昂ぶりし淫獣、滅せん』




ウ「おぉ！何だか知らねぇがやる気になってくれたみたいだな！」







ストレンジ「でさ～そん時に言うわけよ・・・」
リップクロウ「ん？何か聞こえないか！？」




エレクトラ「この音・・・間違いない・・・」
ジーン「まさかあのお方が・・・ッ！」




「「「「「クラウザーさんだ！！」」」」」






『戦友を殺り！地獄でまた殺る！まさに淫獣！』




「ゴートゥーＤＭＣ！ゴートゥーＤＭＣ！」
「すげぇやクラウザーさん！シティも殺り尽くす気だーーー！！」
「私達に安住の地なんて無いんだーーー！！！」
『生まれた瞬間クリードを殺った！次はお前だ毛無男！邪魔をするなら殺ってやる！嫁をよこせタコ男！』




『ＳＮＩＫＴＴせよ！ＳＮＩＫＴＴせよ！』



「うおぉぉーーー！！新曲の『ＳＮＩＫＴＴ』だーー！！」




ストレンジ「実物を見るのは初めてだが・・・凄い迫力だ！！たまらない！」




ストレンジ「体が勝手に動く！！」




「「ゴートゥーＤＭＣ！ゴートゥーＤＭＣ！」」




エ「あ、あれは！！」






「出たーーーーー！！！クラウザーさんの『クイックシルバーギター』だーーーー！」






「最高だぜーー！！！」
「音速の壁を破って鼓膜にくるーー！！」

「「ゴートゥーＤＭＣ！ゴートゥーＤＭＣ！」」






ス（凄い・・・これがデスメｔ・・あ！！）






ス（興奮しすぎて冥界の門開いちゃった・・・）





ウ「おぉ！あれがあの世への扉か！！」



「見ろーーー！クラウザーさんの頭上に何か現われたぞーー！！」



ス（ヤッベー・・・どんどんデカくなってる・・・）


ス（逃げよう！）
「いったいなんなんだあれはーー！！」





「はっ！あれは・・・」




「『シージ・クラウザー・ペリラスの門』だーーー！！」
「なんか知らねーけど恐ろしい技だぜーーーーー！！」





「あぁ！クラウザーさんが浮遊なさったぞ！！」




ク（は！僕は一体・・え？なんだ？僕の体が浮いてる？！）
「一体どこに行く気なんだーーー！！」




ク（うわわわわわわわわわ！！）

「そのままクラウザーペリラスの門に突っ込んだーーーー！！」
「きっと次の世界を征服しに行く気だーーー！！」
「ツラヤバ逃げてーーー！！」




ウ「あ、あいつ！あの世への門を開いてくれたばかりか・・・」
ウ「一緒に来て手を貸してくれるってか！イイ奴だぜ！」




ウ「さて俺もピカッ！ウオォ！？！」


ピカーーーーーッ！！

ウ「くっ！なんだこの光！ん？な、なにか出てきている？！」



カッ！！！

ウ「うおっ！まぶしっ！」








シュウゥゥ・・・

ウ「う・・なんだったんだ今のは！？何か飛び出して行ったような・・・」





ウ「いや！それよりこっちだ！縮み始めてやがる！」






ウ「うさみ今助けに行くぜ！！待ってやがれ！！」

























ここは人気の無い場所・・・
そして先程の何かが飛び出して行った方向・・・





ブロロロロロロロ

タランチュラ「おいらは陽気な運送屋さん～♪っとくらぁ」




タ「はぁ・・・この道は相変わらず真っ暗で、気味が悪いたらありゃしねぇな」
タ「なんてったって今日の荷物は死体だからな・・・歌でも歌わなきゃやってらんねぇよ」




タ「うん？！な、なんだぁ！？」





タ「人だ！人が倒れてる！！」






ガチャ
タ「おいおい・・・なんだよ・・・今日は３体も死体乗せなきゃなんねぇのか？」




タ「おーい、あんた生きてるかー？こんなとこで寝てると風邪引くぞーー？なんつって」



？？？「なら・・・起きるとするぜ・・・」

タ「ッ！！？」





タ「あがっ！が！い、痛てえぇぇぇぇぇ！！！」
？？？「すまんな。たった今、あの世から帰ってきたばかりで、加減が難しくてな」



タ「て、め・・なに、し・・がる・・・・」
？？？「恨みがあるわけじゃない、ただあんたの運んでる荷物を火葬場に届けさせる訳には行かないのさ」







？？？「あんたの荷物。いや、息子は、最寄のＥＬＶＩＳ営業所止めに変更だ。」