はじめてのインコパニック

数日前のおハナシ

早朝にこのあたりで

小さな地震がありました

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朝、４時半すぎ

おやすみカバーがかかった

インコのケージの中で

バタバタ暴れる音で目が覚めた

その途端わずかな揺れ

「地震かな」

大した地震でもなかったけど

インコのバタバタは止まらずで

「どした？」

おやすみカバーを外して

常夜灯を明るい白熱球にして

ケージの中を見たら

２羽めの『あおちゃん』と

３羽めの『なのちゃん』が

いつも以上に暴れていて

よく見ると『あおちゃん』の羽に

少量とはいえ血が滲んでいて

いつもなら声をかけたら

止まって落ち着くけど

今回はどうやらパニック

私の声まで脅威みたいで

『あおちゃん』を

優しく掴んでケージの外へ出したら

目が「点」になっていて

手の中でじっとしたまま

呆然としたように動かない

「だいじょぶよ～」

顔あたりを撫でながら

しばらく声をかけ続けて

ケージへ戻す

まだ呆然としていたけど

同じケージの『なのちゃん』に

軽くつつかれて

正気に戻った（？）『あおちゃん』

「もう、めっちゃ怖かってんで」

私にはそう聞こえた『あおちゃん』の

ギャーギャー文句

地震は少し揺れただけで終わったけど

『あおちゃん』のご機嫌は

しばらく低空飛行でした

怖かったね

私は地震より

『あおちゃん』の「血」に

驚いた朝でした