今年のノーベル医学・生理学賞を受賞しました。
おめでとうございます。
やりました!
日本が政治も経済もストップの状態のなか、明るい
ニュースがあると本当に勇気づけられますね。
ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大の
山中伸弥教授は8日夜、同大で記者会見し、「日本という国に支えていただいて、日の丸のご支援がなければ、
この素晴らしい受賞はなかったと心の底から思った。まさに日本という国が受賞した賞だと感じている」と語った。
山中教授は、国や友人、家族らの支援あってこその受賞だったことを強調し、「感想を一言で表現すると感謝という言葉しかない」と述べた。
「国が受賞した」と述べた山中教授ですが、民主党政権の事業仕分けの時は(他の多くの研究者がそうだったように)、国を厳しく批判していました。
例えば、こんな具合に…。
「ありえないことだ。そもそも日本は科学研究費の割合が低く、海外より10年、20年遅れた劣悪な環境で研究をしている。その中で予算を削減するのは想像を絶する事態で、今後の日本がどうなるのか深く憂慮している」
「iPS細胞の研究は10年間支援してもらい、幸運にも花開いた研究の一つ。10年前のどの研究が大きな成果につながるか誰も予想できない」
「研究費を減らし、若い研究者や学生から希望を奪わないようにしてほしい」
「小さな支援を多くの研究者にすることでiPS細胞のような技術が生まれ、日本の発展につながる。10年後の日本がどうなるのか心を痛めている。日本が科学の後進国にならないように」
※事業仕分けにまつわる当時の報道はこちらを。
山中教授は記者会見の中で、「日本という国が受賞した」という言葉の他に、「国の支援のおかげ」「国からの支援で研究が発展した」「国の支援を○年間もらった」というふうに、何度も、受賞できたのは国の支援のおかげであると強調していました。
これって、「今後も国は研究分野に十分な予算を出して、若い研究者たちを支えて下さい。間違っても『仕分け』なんかしないで下さいよ!」という、強烈なメッセージだと思います。
実際のところ、山中教授が所長を務める京都大学iPS細胞研究所では、まだまだ資金が不足していています。
今年に入ってからも、3月開催の京都マラソンを通じて、「JustGiving」というオンラインによる募金集めにチャレンジしたほどです(現代ビジネス2/24)。
※ちなみに上記リンク先の最後の「JustGiving」はまだ生きています。
ノーベル賞受賞が報道された時間帯以降、寄付者が急激に増えています。
国の財政が厳しいのはもちろん分かります。
でも、日本の優秀な技術や人材を育てていくため、国は研究・開発分野には今後もできるだけの支援をしていただきたいです。
これは研究者の方々だけでなく、多くの国民に共通した願いだと思います。
上記内容は「ぼやくっくり」さんのブログを転写させて頂きました。「Just Giving」へ
山中先生の様に基礎研究を突き詰めていく、医師の道も有ります。難病患者・臓器移植の問題がこれからの研究で、数多くの命が救われることに期待致します。日本の人類の希望として。
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