手抜き工事や情報の隠蔽を図る中国で、もし原発事故があったらと考えると
本当に恐ろしいですね。
そうなる前に、中国は情報公開ができる自由な国にならなければ
なりません。
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未来を開拓する精舎、
北海道正心館
★☆*+★☆*+★☆*+
『世界の目を醒ます
ヘラトリ.ショート』
(S7号)
『中国のチェルノブイリ』
12/27付の産経新聞に、
「建設ラッシュの中国原子力発電所」
という特集記事が載っていました。
恐ろしいことです。記事中にも引用がありましたが、
今年6月、香港の対岸の広東省深セン市の原発で事故が起き、香港メディアが
「重大事故発生!」
と報道したとき、結局、中国当局が事故(燃料棒のひび割れ)の存在を認め、事
実関係を公表するのに、事故の発生から3週間もかかったのです。
その間、広東省住民は、事態を知らされないまま、まったく蚊帳(かや)の外に
置かれ、香港住民は、大変な不安の中に置かれました。
世界を震撼させた
旧ソ連のチェルノブイリ事故
1986年4月、旧ソ連のチェルノブイリで、あの有名な原発事故が起きました。
ゴルバチョフの回想録によれば、当時すでに、構想としては、情報公開(グラス
ノスチ)の考え方はあったようですが、まだそれは実施させておらず、
一体何が起きたのかは、少なからぬ期間、西側諸国にも秘匿されていました。
ところが、スウェーデン、西ドイツ(当時)などで、次々と大気中の放射能濃度
に異常値が検知されて大問題となり、遠く離れた日本でも測定されるに到り、
とうとう情報を隠蔽しつづけることができなくなって、当時のソ連政府も、事故
の内容を公表したのです。
その結果、西側諸国に比べて、あまりに杜撰(ずさん)な安全管理体制が白日の
下にさらされ、発電所職員の"命を犠牲にした"除去作業がなかったら、国境を越
えて、諸外国にも放射能被害が及んでいたことが明らかとなりました。
手抜き工事も?
現在中国は、11基の原子力発電所が稼働中で、24基が建設中であり、「2020年
までに更に100基整備する予定である」とのことですが、一方で、今回の隠蔽疑惑
に加え、「手抜き工事」の存在も指摘されているなど、現状はお寒い限りです。
安全管理体制がこれだけ厳しい日本でさえ、現在運転中の原発は55基。
何かと問題のある管理体制に加え、これだけ情報を隠蔽する体質がある中国で、
日本に倍する100基の原発を建設するなど、私の目には、"狂気の沙汰"に見えます
。
それでなくとも、最近地震の増えている中国で、日本並みの耐震対策が取られる
とは、そうそう信頼を置くことが出来ません。
「国際基準に名実共に合致する安全対策を採る」
ことと、
「速やかな情報公開を公約する」
ことは、原発を推進する(エネルギー供給を増やして経済を成長させる)上で、
不可欠な条件ですが、中国政府が、そういう"国際常識"を持ち合わせていないこ
とは、
卑近な例で言えば、「毒入りギョーザ事件」で明らかですし、
もう少し大きな事例を挙げれば、
「知的所有権(特許、著作権など)における国際ルールの無視」
(海賊版の横行、中国政府による強制開示=国家泥棒)
とか、さらには、
「為替レート(人民元)の人為的操作」
を見れば、論を待たないでしょう。
情報公開に追い込まれるのは、
時間の問題
これらの経済的問題では、他国はまだ忍耐心を発揮していますが、コトが「大
量の人命に直結する」(放射能の国境外漏れ)となれば、黙ってはいません。
チェルノブイリの事故のときは、あまりこういう場ではストレートな表現が憚(
はばか)られるので、抑制を効かせた書き方をしますけれども、
遺伝子異常により、その後、異常な子供達が大量に生まれたり、異常な形をした
家畜が大量に生まれたりして、その悲劇は今でも続いています。
そういう被害を他国に及ぼすことは、国際社会では許されないのです。
ですから、これ以上経済成長を続けたかったら(つまり原発を建設したかったら
)、
「国際的ルールの受け入れ」
と、
「情報公開の徹底」
を世界に公約しなければなりません。
それをしなくても、「何とかなるのではないか」と思っているところに、「中国
の最大の弱点」と「偉大なる田舎者」が潜んでいるのです。
世界は、これから、真綿(まわた)で締めるように、中国政府を徐々に締め上
げていくでしょう。
もちろん「ヘラトリ」も、その一翼を担うつもりです。なぜなら、それこそが、
中国の人々の真なる幸福につながるからです。
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ヘラトリ.ショート』
(S7号)
『中国のチェルノブイリ』
12/27付の産経新聞に、
「建設ラッシュの中国原子力発電所」
という特集記事が載っていました。
恐ろしいことです。記事中にも引用がありましたが、
今年6月、香港の対岸の広東省深セン市の原発で事故が起き、香港メディアが
「重大事故発生!」
と報道したとき、結局、中国当局が事故(燃料棒のひび割れ)の存在を認め、事
実関係を公表するのに、事故の発生から3週間もかかったのです。
その間、広東省住民は、事態を知らされないまま、まったく蚊帳(かや)の外に
置かれ、香港住民は、大変な不安の中に置かれました。
世界を震撼させた
旧ソ連のチェルノブイリ事故
1986年4月、旧ソ連のチェルノブイリで、あの有名な原発事故が起きました。
ゴルバチョフの回想録によれば、当時すでに、構想としては、情報公開(グラス
ノスチ)の考え方はあったようですが、まだそれは実施させておらず、
一体何が起きたのかは、少なからぬ期間、西側諸国にも秘匿されていました。
ところが、スウェーデン、西ドイツ(当時)などで、次々と大気中の放射能濃度
に異常値が検知されて大問題となり、遠く離れた日本でも測定されるに到り、
とうとう情報を隠蔽しつづけることができなくなって、当時のソ連政府も、事故
の内容を公表したのです。
その結果、西側諸国に比べて、あまりに杜撰(ずさん)な安全管理体制が白日の
下にさらされ、発電所職員の"命を犠牲にした"除去作業がなかったら、国境を越
えて、諸外国にも放射能被害が及んでいたことが明らかとなりました。
手抜き工事も?
現在中国は、11基の原子力発電所が稼働中で、24基が建設中であり、「2020年
までに更に100基整備する予定である」とのことですが、一方で、今回の隠蔽疑惑
に加え、「手抜き工事」の存在も指摘されているなど、現状はお寒い限りです。
安全管理体制がこれだけ厳しい日本でさえ、現在運転中の原発は55基。
何かと問題のある管理体制に加え、これだけ情報を隠蔽する体質がある中国で、
日本に倍する100基の原発を建設するなど、私の目には、"狂気の沙汰"に見えます
。
それでなくとも、最近地震の増えている中国で、日本並みの耐震対策が取られる
とは、そうそう信頼を置くことが出来ません。
「国際基準に名実共に合致する安全対策を採る」
ことと、
「速やかな情報公開を公約する」
ことは、原発を推進する(エネルギー供給を増やして経済を成長させる)上で、
不可欠な条件ですが、中国政府が、そういう"国際常識"を持ち合わせていないこ
とは、
卑近な例で言えば、「毒入りギョーザ事件」で明らかですし、
もう少し大きな事例を挙げれば、
「知的所有権(特許、著作権など)における国際ルールの無視」
(海賊版の横行、中国政府による強制開示=国家泥棒)
とか、さらには、
「為替レート(人民元)の人為的操作」
を見れば、論を待たないでしょう。
情報公開に追い込まれるのは、
時間の問題
これらの経済的問題では、他国はまだ忍耐心を発揮していますが、コトが「大
量の人命に直結する」(放射能の国境外漏れ)となれば、黙ってはいません。
チェルノブイリの事故のときは、あまりこういう場ではストレートな表現が憚(
はばか)られるので、抑制を効かせた書き方をしますけれども、
遺伝子異常により、その後、異常な子供達が大量に生まれたり、異常な形をした
家畜が大量に生まれたりして、その悲劇は今でも続いています。
そういう被害を他国に及ぼすことは、国際社会では許されないのです。
ですから、これ以上経済成長を続けたかったら(つまり原発を建設したかったら
)、
「国際的ルールの受け入れ」
と、
「情報公開の徹底」
を世界に公約しなければなりません。
それをしなくても、「何とかなるのではないか」と思っているところに、「中国
の最大の弱点」と「偉大なる田舎者」が潜んでいるのです。
世界は、これから、真綿(まわた)で締めるように、中国政府を徐々に締め上
げていくでしょう。
もちろん「ヘラトリ」も、その一翼を担うつもりです。なぜなら、それこそが、
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