NPO神奈川県日本ユーラシア協会 日本とユーラシア~ダイジェスト版~

神奈川県日本ユーラシア協会で毎月発行している機関紙「日本とユーラシア」から、ユーラシア芸能情報をお伝えします。

ユーラシア音楽芸能情報'11.01

2011-01-05 00:00:00 | ユーラシア芸能
 2011年1月から、t.A.T.u.だけでなくロシアと近隣諸国の音楽を中心とした芸能情報を紹介するコーナー「ユーラシア音楽芸能情報」を開始します。

 ソ連時代から圧倒させる声量と歌唱力で魅了し続けた半面、ちょっと気に入らないアーティストに対して権力とコネを駆使し圧力をかけ、現在もいろいろな意味で「歌謡界の女帝」として君臨し続ける、アーラ・プガチョワ(61)。加藤登紀子がカヴァーした「百万本のバラ」の歌は日本でも有名ですね。

 そして、そのプガチョワの4回目の再婚相手だった、フィリップ・キルコーロフ(43)。キルコーロフもソ連時代から活躍している、声量と歌唱力を兼ね備えたアーティスト。またロシア芸能界での交友関係は幅広く、ロシアポップス界の若き帝王といわれ、権力を着々と強めています。

 ユーラシア音楽芸能情報は、音楽界だけでなくワイドショーでもいつもお騒がせなこの二人のニュースから始めます。

アーラ・プガチョワ退院 新年は海外渡航禁止令
 長期にわたる飲酒・喫煙により心疾患を患い、現在も闘病中のプガチョワ。血管狭窄の手術を施行、2010年暮れにモスクワの大病院を退院したという一報は、各放送局のトップニュースとして取り上げられた。ロシアで人気のお笑い芸人・司会者であり若き新恋人、マクシム・ガルキン(34)を伴わせカメラ目前に登場し、手術は成功、結果は良好だったとコメントした。しかし担当医から、禁酒禁煙を約束させられた他、術後1ヶ月の間は気圧変動による悪化の懸念から航空機による渡航は禁止と忠告された。
 愛するガルキンや親戚と共にイスラエル・死海の保養地で新年を迎える予定だったプガチョワには、不摂生の代償とはいえ、痛~い忠告。

フィリップ・キルコーロフ 女性プロデューサーに暴行
 12月4日、音楽アカデミー番組「ザラトイ・グラマフォン(Золотой граммафон)」の収録があった12月4日土曜日の晩。キルコーロフはステージの照明が明るすぎることに立腹し、同番組の若きプロデューサー、マリーナ・ヤーブロコヴァ女史の顔を殴打。そして、身長2m超える大男キルコーロフは小柄で無実なヤーブロコヴァ女史の髪を掴んでステージ中央まで引きずり、足で蹴るなどの暴行を加え続けた。ヤーブロコヴァ女史は、説明も回答も反撃も出来ないくらいの絶え間ない暴行に遭った、とインタビューで痛々しく語った。謝罪を受け入れるつもりはなく、法廷で争う準備をしている。
 年末年始番組の収録でスケジュールが超過密な12月。こんな時期に起きた若き帝王による大事件は、各メディアに大打撃を与えた。既に収録済みの放送局は、キルコーロフの出演部分を大幅カット、未収録の放送局はキルコーロフ出演を見送るなどの対応に追われた。その他アーティストにも大きなショックを与えた。例えば有名アーティストであるヴァレリー・メラーゼは、年末年始番組でキルコーロフやヂーマ・ビランとトリオで歌う予定だったが、これを拒否した。
 キルコーロフは当初この暴行を否定したが、目撃者が多かったことから、「暴行したことについて一切覚えていないし、思い出せない。自分は自身をコントロールできない心の病を患っていて早急に治さなければならない。」と告白した。そしてイスラエルの精神科医を訪れたが、心身の状態に何ら問題はないと診断された。

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