図書館に行くとかならず10冊単位で貸していただきます
切りがよくないと返す時に困るんです。
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数合わせの最期の1冊で衝撃です
パパは、自分の世代より先まで
影響を与えてしまう可能性があることって
手を出しちゃいけないと思っているんだ。
いま生きている人が、その人生を「どう生きようか?」
というのは、その人の自由でもあるから
少なくとも、それを求める権利はあると思うんだけど
次の世代とか、その先の世代まで
影響しちゃうようなことは、やっちゃいけないと思うんだよ。
例えば、遺伝子に影響が出てしまう可能性。
お前の子どもの世代にまで影響が出てしまうとか。
場合によっては、もっともっと先の世代にまで影響してしまったり。
この国に、住めないどころか、人も近づけない場所ができてしまうとか。
そういうのは、いま生きている人、パパたちの生活と
そもそも、引き換えにならないと思うし、なってはいけないと思う。
命、対、命、のことなら、まだわかる。
先の世代の生命を脅かす可能性があるとしても
いまのみんなの多くが死んでしまうなら、已むを得ず、というのはあると思う。
いまの世代が死んだら、先の世代がなくなってしまうし。
だけど、「生活の豊かさとの引き換え」というのは
それは、身勝手だと思うんだ。
それをOKにしちゃったら、ぜんぶOKだよ。
「自分の生きている間、OKならOK」としたら、世の中終わってしまう。
それOKなら、それこそ環境問題なんて、どうでもよくなるよね。
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パパはね、日本が変わるタイミングだと思っているんだ。
日本は変わる。
やっと大人になる。
本当の民主主義が、やってくると思っているんだ。
お前を含めて、みんながいま、考えれば。
こんな状況のいま、日本が世界に向けて
どんな態度を示すのか、どんなメッセージを投げるのか
本当に注目されているんだよ。
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全文を掲載された方があるので興味のある方は・・・
息子へ全文
あとがきにも似た最期の項「未来の息子たちへ」で書かれていることばがとても心に残りました。
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僕らはどこまで「心」を配ればよいのだろう。
・・・いま、僕らが心を配るべき「範囲」は世代を超えた未来だ。
科学技術がいくら進化しようと、未来を眺めることはできないだろう。
しかし、僕らは未来を「想像」することができる。
遥か先の世代を想うことができる。
僕は科学技術を否定しているわけではない。
「自然に帰れ」と叫ぶつもりもない。
ただ、たったひとつ、なるべく広い「範囲」に、心を配ろうと提案したい。
この本はおもに原子力についてですが、すべての事に当てはまる・・・それこそ広い範囲に提案できると思います。
イラストはミヤワキ キヨミさん
重い話をさらっと受け止めることができるとても素敵なイラストになっています。
見開きの半面は英語ですし・・・おしゃれです。
ぜひお手元に・・・せめて本屋さんでだまされたと思って、お手にとってほしい1冊です
おもってもみなかったことですが 最近 検索キーワードが書籍名ってのでおいでいただく方が多数で
少々申し訳ないと思ったりもしています
おいでいただいた方・・・この場を借りて ごめんなさい