トランペットの種類

長管と短管

1890年代の長管F管を仕入れたのは以前アップしましたが、
変態オヤヂのこだわりで、1メーカー2本以上、というポリシーのもと、同じ1890年代の同じメーカーの楽器を見つけました。



Karl Schamal, Pragと刻印があります。"Karl"は"Karel"と一緒ですね。商売としては、1879年から1892年に楽器制作をやっていたようで、
父親のWenzel Schamalから工房を引き継いだとのこと。A.Saxの所でも修行したようですので、腕は確かです。1892年から彫刻が"Gebr. Schamal"となってますので、この楽器は間違いなく1892年以前に作られたものです。






近代までは長管が主流で、所謂現代のB♭管は短管と呼ばれてました。
この2つの楽器の関係性はよくわかりませんが、二本ともピッチはハイピッチです。F管はクルークを見つけてもらい、モダンピッチのFで、今回仕入れた楽器は、C管とのフレコミでしたが、ハイピッチです。

吹奏感は2本ともナチュラルっぽいですが、ハイトーンは気持ちよく鳴ってくれます。音程はもともと期待してませんですが、開放が高めなのはご愛嬌ですね(^_^)

オリジナル・ヘッケルもそうなのですが、ある曲のフレーズを吹くと信じられないぐらいハマる場合があります。この楽器、この曲やったことあるな?と思うケースが多いです。

Schamalに話を戻しますと、この楽器、珍しいロータリーになってます。ロータリーキャップがそのまま軸受けになっています。

120年前の楽器ですので、色んな歴史があるんだろうなぁ、と思うと、結構ノスタルジックです…(^o^)

少しづつ手をかけてあげて、出来れば現役で使ってあげたいですね。
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