さすがは家族問題のケーススタディ、その第一人者の著作だ。一つ一つの事例のなかに、傷つけ、憎み、苦しみあう当事者たちの心情が、臨場感たっぷりに伝わってくる。
目次
1 家族の情景―それぞれの孤独
子どもたち
女たち・男たち
老親たち
2 孤独の労働―介護と家族
老親と子世代夫婦
孤立をうむ背景
あえぐ家族
豊かな社会のなかに、さまざまな家族の抱える厳しい現実が見える。登校拒否、過干渉、少子、離別、死別、障害者や老人の介護。一人ひとりと、家族と、その背後にある社会・文化のありようを、豊富な実態調査に基づいた視点から描きだし、人間らしい豊かさとはなにか、家族が「家族愛」を育みうるために必要なものとはなにかを見据える。
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