宅老所よりあいとNPO笑顔を拠点とした、福岡市南区長住地区における、住民の自発的意思と実践による地域福祉の町づくりの記録。
長住地区は、高度経済成長期に造成された新興住宅地を擁する、高学歴、(元)ホワイトカラーとその扶養家族を主要な住民層とした、また著しく住民の高齢化が進んだ地域であるが、もともと住民活動が盛んなグッドコミュニティが、高齢化が進むなか、生活要件の充足をもとめて、アソシエーションによって取り結ばれた高福祉の地域社会を実現した典型的な成功事例となっている。
福祉コミュニティのモデル事例として、高齢者の生活要件を充足すべく人を中心としたまちづくりを企図していくうえで、大いに参考になるだろう。
目次
プロローグ 地域で看取る
第一章 長住団地という地域社会
第二章 宅老所よりあいとともに新しい老人ホームをつくる会
第三章 NPO笑顔
第四章 認知症の人とともに暮らす
第五章 地域福祉を拓く
第六章 長住人の語り
エピローグ 三つのチエン
ひとりからはじまる「ケアの連続」とはなにか。福岡市南区長住。ここには地域住民が核となり、住宅支援からターミナルまで、途切れることのない高齢者ケアを実現しつつある希有な実践がある。
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