愛くるしく、賢く、異常なほどに飼い主へ感情的に依存するゴールデン・レトリバーは、「犬の十戒」にもっともよく説得力をもたせる犬種だろう。
ゴールデン・レトリバーと「犬の十戒」をセットで売ることで、映画とこの小説の成功はすでに約束されていたといえるが、しかし、なにこのど素人が書いたとしか思えぬ稚拙な文章と、あまりにベタなストーリー。読者をなめてるとしか思えない。
とはいえ、この犬種を、赤ん坊のときから8歳半で白血病で死ぬまでかわいがって世話した者としては、この本を読んで、ああ、もう少し一緒に過ごしてあげれば良かったなあと感傷をそそられてしまうのであるな。
犬と私の10の約束
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