本と音楽とねこと

共同体の境界線上にて想うこと

 Q大退職後にK大に移られたSセンセが、2度目の退職を迎えられるとのことで、今日、「S先生のK大学退職を記念する謝恩会へのご案内」なる書状をいただいた。はあ?大センセが退職するときは、「公開最終講義」をお膳立てして、そのあと、ささやかなパーティでもするのがふつーだろ。なんで「謝恩会」なんだよ。たしかに、Sセンセには、院生、助手時代にお世話になった、つーかいろいろめーわくかけたわけだし、Sセンセが、かつて、灯台のT、飯台のSと並び称される優れた研究者であったことは十も承知している。だからといって、自称教え子がよ、いつまでもこんなことやるのっておかしくねーか?つーか、胸が痛むんだよ。岡山にいたとき、社会学の一方での重鎮であるYセンセから、灯台出身の連中が、親分のもとで忠誠を尽くす休題出身者をさんざん嘲笑していることを何度も聞いてきたからだ。共同体内部ではふつーのことでも、外部から観察すれば異様に思えることも少なくない。Sセンセ門下には、個人的にたいへんお世話になってきた方もいるし、何人かの方にはいまも優れた研究業績をとおして勉強させていただいてもいる。だからこそ、その脇の甘さ、ていうか、いなかっぺ根性が気になるのだ。
 今回は、ぜひ「公開最終講義」を企画していただきたかった。それだったら、喜んで参加していただろう。若いとき、Sセンセの知性と人間性に少なからず刺激を受けた者の一人として、残念でならない。
 「謝恩会」にはもちろん参加しないつもりだ。

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