本と音楽とねこと

社会福祉の凋落

 先日、某国立大の教員から電話をいただいた際、全国的に大学の社会福祉専攻課程の人気が凋落しており、その代わりに社会学の志願者が増えているとのはなしを聞いた。
 そりゃそうだろうな、と思う。大学出ても基本給は15万あればいい方。準公務員待遇の職場もあるが、学業・人物ともに高い評価を受けていないとまずダメ。わたしも、学生には、まずは薄給でもとりあえず職に就き、3年ほどの職務実績を積んだ上で、待遇のいいところに転職するよう勧めている。
 なんで、福祉職の待遇が良くならないのか。もちろん政府の福祉予算抑制策が大きく影響しているが、それだけではない。既存の社会福祉の自称専門家にはおつむがてんてんなだけでなく意地汚い椰子が多いこと多いこと、それは社会学の世界の比ではない。自称専門職団体である社会福祉士会をみるがいい。やってることといえば、愚にもつかぬセミナーと社会福祉士国家試験受験対策講座等での小銭稼ぎ。政府による生活保護支給費の削減施策にもなんの見識も示さない。いや、社会福祉士会の役職者はあまりにバカすぎて、見識を示すことさえできないのだろう。今回、県の委託事業をめぐって、福岡○社会福祉士会の役職者連中と関わり、そのあまりに無責任にして卑劣、そして見識のなさに驚きあきれ果てた。成年後見人を付けられるべきなのはてめえらの方だろうよ。
 きちんと勉強し誠実に業務をこなしながらも、薄給で自ら生活難に陥っている社会福祉士が不憫でならない。しかし、社会福祉士会の現状を見るにつけ、この国の社会福祉職の未来は絶望的だ。

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